2017年08月30日
「致知一日一言」シリーズ20巻目
となった「渡部昇一 一日一言」。
ここには、知を磨き、
運命を高めるヒントとなる
言葉が鏤められています。
●『渡部昇一 一日一言』(渡部昇一・著)
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【仕事の価値/5月19日】
仕事とは、ある程度続けると、
ある程度はできるようになる。
しかし、もっとうまくなりたい、
もっと完成度を高めたいと、
「いい仕事」には上限がない。
努力を積まなければ
成就できないくらいの
難しさがあるからこそ、
仕事というのは続ける価値が
あるということだ。
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【幸運を引き寄せる/7月1日】
運のいい人は、ものすごく
苦労する道を選ぶ。
そして失敗したら、
その原因は自分にあると考える。
全部自分のせいにする。
悪いことがあったら、
全部自分が至らなかった
からだと考える。
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【必勝の信念/1月8日】
必勝の信念は初めから
あるものではない。
ありとあらゆる準備をして、
もうこれしかないとなったときに、
それが結果的に
必勝の信念になるのである
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【不満が目標になる/12月2日】
不平不満がなかったら
人間は進歩しないんだということを
知っておかなければいけない。
確かに、マイナスに作用する
不平不満はある。
ブツクサいうだけの不満ならば、
何の意味もない。
けれども、不満を感じている
ところを鋭く察知して、
それを克服しようとする人、
不満を解消しようと
色んな方策をたてる人にとっては、
その不満こそが自分を
前進させる目標になることを
知る必要があると思う。
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【元気と愉快/1月1日】
元気と愉快というのは、
人生においてきわめて重要である。
仕事はとにかく常に
元気で愉快にやる。
その気分が重要だということを
われわれは意識すべきだと思う。
ジュリアス・シーザーの特色は
いつも上機嫌だったことだそうだ。
※366の言葉には、仕事術から意志の鍛え方、
逆境に処する態度、生活の心得まで
内容は多岐にわたりますが、
興味深いのは渡部先生が
「運」に言及したものが多い点です。
本書を通じて、運を引き寄せるコツを
ぜひ掴んでください。