自分でやるしかない!

リーダー論


◇ あなたの人間力を高める ◇
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.11.14


ハイテク社会に不可欠な
めっき技術を持つ日本電鍍工業。

やり手だったお父さん亡き後、
会社はあっという間に赤字に転落。

父の築き上げたものを
何とか守ろうと立ち上がったのが、
娘の伊藤麻美さんでした。

────────[今日の注目の人]───

☆ 自分でやるしかない! ☆

伊藤 麻美(日本電鍍工業社長)

※『致知』2016年12月号【最新号】
※連載「第一線で活躍する女性」P98

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最初は、両親との思い出の詰まった
自宅を手放さなければならない
ことのほうがショックでした。

でも会社に何度か来るうちに、
こんな形で父が築き上げたものが
なくなるのが悔しくなって。

それに社員の顔を見ていると、
この人たちの働く場所がなくなると
ご家族はどうなるんだろう。

皆のためにも何とか会社を
残さなければという気持ちが
募ってきたんです。


こんな赤字会社を引き受けてくれる
人はいなかったんですけど、
私だけは違ったんです。

絶対この会社は大丈夫って。

何の根拠もなかったんですけど、
父を信じていたんです。

その思いがとても強くて、
やっぱり自分でやるしかないって
決心したんです。

帰国したのが平成11年の夏で、
その年の暮れに決心して、
社長になったの3月の末。32歳でした。


──不安はありませんでしたか。


もちろんゼロではありませんでした。

当時会社が抱えていた
10億円以上の借金を
個人保証するわけですからね。

両親からは何も資産を
受け継いでいませんでしたから、
失敗したら一生かかっても
返せない額です。

どう保証したらいいんですかって
弁護士の先生に聞いたら、
最悪自己破産という道があるけど、
社会的信用は失われると。

でも……



※「リーダーは雄弁であるよりも、
 真心を込めた誠実な言葉で
 語ることのほうが大事」と説く
 伊藤さんは、いかにして
 倒産寸前の会社を立て直した
 のでしょうか。続きは本誌で!