私は「本を読みたい」とお願いした


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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.9.29


小学生の頃から、世の中をよくする
ことができるのが政治家だと考え、
その実現を目指して歩んでこられた
衆議院議員・下村博文さん。

その原点となる二十代のご体験を
語っていただきました。

────────[今日の注目の人]───

☆ 逆境は天から与えられた試練 ☆

下村 博文(自由民主党幹事長代行)

※『致知』2016年10月号
※連載「二十代をどう生きるか」P89

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その思いをさらに強くしたのは、
小学校5年生の時だった。

私が風邪をこじらせて
何日か寝込んでいた際、
いつもは鬼のように厳しい母が
「何か欲しいものはない?」
と聞いてくれた。

私は家計に余裕がないことは
分かっていたので、
「いらない」と答えた。


しかし、母が「それでも」と言うので、
「本を読みたい」とお願いした。


母がその時買ってきて
くれたのが偉人伝だった。

野口英世や二宮尊徳、エジソン
やリンカーンなど、10人ほどの
国内外の偉人の物語が収められており、
私はそれをボロボロに
なるまで何回も貪り読んだ。


その本に出てくる偉人たちは、
必ずしも恵まれた環境
で育ったわけではなく、貧困や病気、
天災といった様々な困難を克服し、
前向きに逞しく生き抜き、
一つのことを諦めずに
突き詰めていった結果、
歴史に名を残す人物になっている。

彼らの生い立ちと自分自身の
境遇が重なり合い、私は小学生ながら、
「自分は天に試されているのではないか」
と感じた。

人生における困難や苦労、
挫折、壁というのは、
その人がより大きな任務を果たすために
天から与えられた試練である。

そう捉えれば、たいていのことは
乗り越えていけるのではないだろうか。

実際、もし父が交通事故で
亡くなることなく、ずっと普通の
生活を送っていたとしたら、
私が政治家を志すことはなかったわけで、
小学生の時に直面した逆境は
私にとって必要な試練だったと言える。



政治家になるという思いはあったものの、
家族や親戚に政治家がいたわけではないし、
どうやったら政治家に
なれるのか全く分からなかった。

ただ……



※強い意志を持って政治家への
 道を歩み続けた下村さんの
 人生行路の続きは本誌でどうぞ!

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