福祉国家の行く末は……それでもスウェーデンを絶賛しますか  


福祉国家のモデルように
日本でも紹介されるスウェーデン。

あなたは、スウェーデンの
真実の姿を知っていますか?


───────「今日の注目の人」───

占部 賢志(中村学園大学教授)

※『致知』2017年8月号【最新号】
※連載「日本の教育を取り戻す」P124

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【占部】
よく、スウェーデンなどでは
国や社会が子育てをする制度が
確立していると絶賛する声が
聞かれますが、それほど手放しで
言えるのかどうか、現実を正しく
知らなければなりません。


【教師C】
福祉国家のモデルのように
言われるけれども、社会のゆがみも
指摘されているようですね。


【占部】
かつて21世紀を迎えたとき、
スウェーデンで興味深い
調査が行われたことがあります。

20世紀を丸ごと生きた
100歳を越えるお年寄りに、
一番印象に残る出来事は
何でしたかと質問したところ、
何と答えたか。

それは「家族の崩壊です」
という衝撃的な一言だったそうです。

ということは、スウェーデンの
極端な福祉政策は家族の崩壊と
引き換えに成り立ったものだと
言えるのかも知れませんね。


【PTA役員】
すべて社会が面倒を
見なければならないという
考え方の行き着く先の大きな
落とし穴のように感じます。


【占部】
しばらく前のテレビ番組で見たのですが、
スウェーデン人と結婚した
日本人妻によれば、スウェーデンは
社会の隅々にまで「個人」としての
意識が確立しているけれども、
極めて情が薄いと言うのです。

たとえば、夫婦であっても
自分の食事は自分で作り、
相手に作ってもらうことはしない。

夫が居間でアイロンを
かけていましたが、それは
自分のシャツだけなのです。

もちろん家計も
きっちり折半だそうです。


夫や妻というよりも
個人が最優先されるからです。


まあ、ここまではあり得るとしても…




※「子育ての主役は社会か?」を
 占部先生が鋭く語る人気連載の
 続きは本誌でお楽しみください。

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