禅僧から見た人工知能の世界


円覚寺管長の横田南嶺さんが、
人工知能の未来について
お話しされています。

───────「今日の注目の人」───

横田 南嶺(円覚寺管長)
   
※『致知』2017年6月号【最新号】
※連載「禅語に学ぶ」P118

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二月に東京国際フォーラムで、
ノーベル・プライズ・ダイアログ
というシンポジウムが開かれた。

世界のノーベル賞受賞者5名を含む、
大勢の学者達が集まって、

「知の未来~人類の知が
 切り拓く人工知能と未来社会~」

というテーマで、朝から夕方まで
講演会や対話などが行われた。

日本学術振興会が主催であった。


主催者から、折角日本で開催するので、
是非とも禅、東洋思想の立場から、
人工知能の未来について
一言欲しいと依頼されて、
登壇することになった。

あらかじめ膨大な
資料を送ってくださり、
しばらくは人工知能に
ついて学ぶ日々を送った。


人工知能の進歩のめざましい
ことはよく理解できた。

AIが将棋の名人に
勝ったことは知っていたが、
昨年には囲碁にも勝利出来たという。

しかし、私がその会議において、
申し上げたのは、朝日を見て
美しいと感じるこころは、
人間ならではのもので、機械には、
どんな景色に人間は美しいと
感じるのかというデータを
覚えさせるだけではないかということだ。

更に、人間の体は、
機械の進歩にはついてきていない。

やはり体は昔のままだ。

だから、機械ばかりに頼ると、
体が悲鳴をあげてしまう
ということも申し上げた。

そして最後に…



※あなたは人工知能について
 どんなふうにお考えですか?
 続きは本誌でお楽しみください。



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全国の『致知』読者から届いた声
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飛行機に持ち込まれ、
熱心に読まれているお客様の
手元の『致知』が以前から
とても気になっていて、
ようやく購読を始めました。

毎回とても楽しみで勉強になります。

  ───白谷美鈴さん/鹿児島県

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