2017年08月26日
政治経済、歴史、哲学など、該博な知識をもとに、
幅広い評論活動を行ってこられた故・渡部昇一先生。
『渡部昇一 一日一言』は、その膨大な著書の中から
日々の指針となる言葉を366収録した金言語録集です。
本書から、名言をピックアップしました。
───────────────────
●『渡部昇一 一日一言』(渡部昇一・著)
───────────────────
【目的追求の喜び/10月28日】
たとえ不幸な状態にあったとしても、
目的を追求していく、追求できることに幸福を感じる。
そういう人が成功する。
──────────────
【信念を持って留まる/1月26日】
長い人生の間には、あれかこれかの選択を
しなければならないときが必ずくる。
そんなとき、ただズルズルと
選択を曖昧にしたままだとチャンスは訪れない。
幸せはなかなかつかめない。
どちらかに“エイヤッ”と断固として決める。
以前の状態に留まるなら、留まると決意する。
信念を持って留まれば、これは積極的な留まり方だ。
【幸運への王道/7月4日】
何かうまくいったら、
自分の力だと思いたいところをそう思わない。
反対に、まずいことが起こったら、人のせいとか運のせいにしないで、
どうすればそれを避けえたのかと考えるのが幸運に至る王道である。
そういう発想のできる人が器量の大きい人なのだ。
──────────────
【やってみる/11月17日】
自分がどんな人間であるかは、他人にはわからない。
それどころか、自分自身でも、
実際にやってみなければ何ができるかわからない。
自分の可能性を知るためには、ひたすら実行あるのみ。
人生はこれに尽きるといっていいであろう。
──────────────
【怠惰の克服/3月27日】
「気が乗るか乗らないかは、仕事を始めれば自然に解決する。
初めはどうも気が進まないようなことでも、
それが本当に重大な病気からでも出ていないかぎり、
仕事に受け身でなく進んでやれば、
だいたいはなくなるものである」
――ヒルティの言葉