決して屈してはならない。決して、決して、決して!



イギリスの英雄にして、
世界的政治家としても有名な
ウィンストン・チャーチル


最新号では京都大学名誉教授の
中西輝政先生に不屈の人チャーチルの
魅力を存分に語っていただきました

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不屈の人チャーチルに学ぶ

中西 輝政(京都大学名誉教授)

 

 



※『致知』2016年4月号

? ? 特集「夷険一節」

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「決して屈服してはならない。
 決して屈服してはならない。
 決して、決して、決して、決して!」



チャーチルといえば、

国民を奮い立たせる

数々の名演説とともに、

葉巻をくわえ、ブルドッグのような

厳つい顔でVサインを決める

姿を思い浮かべる方が

多いのではないだろうか。



それはまさしく、

ナチス・ドイツやソ連の

脅威に敢然と立ち向かい、

強力な指導力で国に勝利をもたらした

「ウォー・リーダー」としての

イメージからくるものである。



しかし、それはチャーチルという

人物の一面でしかない。


実際の彼は実に

繊細な心の持ち主であり、

自分の弱さを熟知した人物であった。



国民を鼓舞する名演説も、

実は国民に向ける以上に

自分自身に語り掛けるものであった。


一国のリーダーとして

とてつもない重責を担う

我が身を奮い立たせるために

発していたのである。



いま日本は、新しい時代に進むべき

道を見極める重要な局面に

差し掛かっている。



その際に、これまでの人類の歴史に

指針を求めることは

大変有意義なことである。



その点、

このウィンストン・チャーチル

という人物には、

噛んでも噛んでも

味わい尽くせない深みがある。



現代にも通じる

示唆に満ちた彼の人生を辿ってみたい。

 


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 『致知』読者から届いた声をご紹介

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いつも楽しみにしています。

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息子より年間購読のプレゼントで、

時々共通の話題で

話し合うことがあり、

大変有意義な本です。

?

──伊藤寛之さん(神奈川県)

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