2017年02月21日
今年も何かと注目を集める
日ハム・栗山英樹監督。
本誌では7ページにわたって
野球論、人生論、選手育成の心得など
たっぷりとお話を伺いました。
───────「今日の注目の人」───
☆ 伸びる選手はここが違う ☆
栗山 英樹(日ハム監督)
※『致知』2017年3月号【最新号】
※特集「艱難汝を玉にす」P12
───────────────────
──これまでたくさんの
選手を見てこられた中で、
伸びる選手と伸びない
選手の違いはどこにあると
お考えでしょうか。
まずは野球が本当に好きかどうか、
ということです。
本当に野球が好きであれば、
誰よりも野球が
うまくなりたいと思うわけで、
ゲームだって本当に好きだったら
一番になりたいと思うじゃないですか。
きっと好きなもののためだったら、
誰よりも努力できると思うんですよ。
ところが、この世界って
自分の好きなことを仕事
としてやれる数少ない
ものの一つなのに、
僕に言わせたら本当に
野球が好きなんだろうか、
と思うような選手もいるんです。
それほど好きでなくても
才能溢れるゆえに
活躍できる選手もいますけど、
最後はやっぱり野球を好きという思いが、
その選手を大きく押し上げる
力になるんではないかと思います。
──野球に対する純粋な
思いが大切であると。
あとは素直さですね。
人間というものは、
少し結果が出てくると、
自分のやっていることを
正しいと思うようになります。
でも本当に正しいか
どうかなんて分かりませんよね。
だから、自分がやっている
ことは正しいんだと
凝り固まってしまうのではなく、
常にもっといい方法が
あるかもしれないって思えること。
そのスポンジのような
吸収力や適応性といったものを
持っている選手が、やっぱり
一気に伸びていきますね。
──では、勝つ組織をつくるために
リーダーとして必要な
ことは何でしょうか。
※栗山監督のリーダー論の続きは
本誌でお楽しみください。