2016年06月02日
心をたぎらせる維新の志士の熱き言葉
いつか読んでみたかった日本の名著
『啓発録』
(橋本左内・著/夏川賀央・現代語訳)
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本日は、6月下旬に発売される
弊社の大好評シリーズ
「いつか読んでみたかった日本の名著」
最新刊のご案内です。
今回、現代語訳を行ったのは、
幕末の志士として活躍した橋本左内の
『啓発録』。
15歳の時に、自らを奮い立たせるために
志を記した本書は、いまなお読み継がれ、
私たちの心を熱く燃やしてくれます。
第1章の現代語訳の冒頭を
ご紹介しますので、
その内容をぜひ味わってみてください。
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心をたぎらせる維新の志士の熱き言葉
「いつか読んでみたかった日本の名著」
シリーズ最新刊(先行予約受付中)
『啓発録』
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(橋本左内・著/夏川賀央・現代語訳)
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去稚心──稚心を去る
「幼き心」など、
今ここで捨て去ってしまおう
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・いつまでも「幼きままの心」で
いてはいけない
「稚心」とは、幼きままの心だ。
俗にいう、「子どもっぽい」ということだ。
これは、人に対してのみ使う言葉ではない。
野菜や果物でも、まだ熟していない
ようなものを「稚」という。
つまり「稚」とは、いまだ成熟せず、
水臭いところがあって、
旨味が出ていないような状態のことを
いうのである。
人でも野菜でも、何であっても、
「稚」である状態を卒業しなければ、
何かを成し遂げることはできない。
たとえば、竹馬や凧や鞠のような
子どもの遊びをいまだに好み、石を投げ、
虫採りを楽しむようなことに
いそんでいるようなことがないか?
あるいはお菓子などの
甘い食物をむさぼり、
怠けて安穏にしてはいないか?
両親の目を盗み、仕事や勉強を
軽んじてはいないか?
また、両親にいつまでも依存していたり。
厳しい父や兄を恐れて、
優しい母親の膝元にばかり
近づいて隠れようとしたり……。
こうしたことはすべて、
子どものような青臭い心から生じている。
成長途上の幼い子どもであれば、
それも仕方がない。
しかし十三歳や十四歳になり、
大成するための学問の道を
志しているのに、そんな心が
わずかでも残っていたなら
どうなるだろう?
何ごとにおいても上達することはできず、
いつか天下の大豪傑となることなど、
まったく不可能ではないか?
(……続く)
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おすすめポイント
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一、稚心を去る──去稚心
一、気を振ふ──振気
一、志を立つ──立志
一、学に勉む──勉学
一、交友を択ぶ──択交友
の5つの項目から成る『啓発録』。
年若い橋本左内が自らに誓い、
己を鼓舞しようとした言葉の
一つひとつが、大人である私たちの
心をも激しく揺さぶってきます。
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本日ご紹介した本
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