南国酒家の発展秘話


各界の著名人に愛される
老舗中国料理店・南国酒家。

創業から56年間の歩みを
社長の宮田順次さんに
振り返っていただきました。

───────「今日の注目の人」───

宮田 順次(南国酒家社長)

※『致知』2017年8月号【最新号】
※連載「致知随想」P89

───────────────────

原宿に本店を構える老
舗中国料理店「南国酒家」。


創業以来56年間、
一貫して日本人の好みに合った
独自の中国料理の創造に取り組み、
パイナップル入りの酢豚や
たらば蟹とレタスを入れた炒飯など、
いまでは広く親しまれる料理を
数多く生み出してきました。


創業者である祖父は
もともと歯科医でありながら、
先見性があり、
不動産業、飲食業と
多角的に事業を展開した人でした。

私は幼少期から祖父に
不動産の魅力を教わってきた影響で、
就職活動は不動産業一本に絞り、
第一志望の三井不動産に入社しました。


ところが1990年代に入ると
バブルが崩壊し、
不動産業界は一気に低迷。
家業の不動産も資産価値が急落したり、
賃料の安い物件に移居する
テナントが増えたりと、
大打撃を受けました。
 
それまで三井不動産で
賃貸物件を中心に
営業を行ってきたため、
いま自分が家業に戻れば
落ちた業績を
回復させられるのではないか。

そう腹を決め、
4年勤めた三井不動産を辞めて、
1991年に家業に入りました。
 
すると、ありがたいことに
三井不動産の子会社が
テナントに入ってくださったり、
元職場の仲間をはじめ
周囲の方に支えていただき、
一年半が経つ頃には
2、3年先の収益見込みが
立つほど立て直すことができました。
 
しかし、バブル崩壊の余波は……




※南国酒家の今日までの
 改革の歩みについては
 最新号をお読みください。