2017年11月03日
全国の百貨店でただ一人の
現地駐在バイヤーの本田大助さん。
北海道の魅力を余すところなく
伝えたいという本田さんの思いの強さは
北海道の大地ように広大です。
本田 大助(大丸松坂屋百貨店北海道専任バイヤー)
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※『致知』2017年12月号
※特集「遊」P42
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──これまで多くの北海道展を手掛けてこられた中で、
いつもどんなことを心掛けてきましたか。
僕は「北海道の宣伝マン」のつもりで、
北海道のおいしいものを多くのお客様に
知っていただきたいと思ってやってきました。
宣伝マンという言葉は少しチープな
印象を与えるかもしれませんが、
いかに伝えるかということはとても大事だと思っています。
いくらいい物があっても、
伝え方がよくなければお客様には何も伝わりませんからね。
それに僕は生産者の方々の苦労というものを
現地で目の当たりにしているからなおさらなんです。
例えば、漁師さんにしても命懸けで
魚を獲っているわけじゃないですか。
僕はよく船にも乗せてもらうので、
その苦労がとてもよく分かる。
でも、そうして苦労して獲った魚も、
その場にポンとあるだけでは何も伝わりません。
これを売るためには何をしなければいけないのか、
どうすれば伝えられるのか。
そのためには演出も必要ですし、
とにかくいろんなことを考えていって、
最終的にそれを手に取ってくださったお客様が、
「おいしかった。またこれを買いたいな」
と言っていただけるのが一番嬉しいですね。
ですから僕は伝えるということに関しては
労力を一切惜しんでいないんですよ。
最大限、心血を注いできました。
何もないところから一つの道をつくってきた
ということもあると思いますが、
とにかく全力でやること、
そして人とのご縁を大事にすることを
信条としてずっとやってきました。
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