お母さんに「ありがとう」


◇ あなたの人間力を高める ◇
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.11.29


56歳で幼稚園をつくり、
103歳のいまも理事長として
教育に思いを寄せる近藤とみさん。

デジタル化の波が教育にも
押せ寄せる中、近藤さんの取り組みに
本当の教育とは何かを考えさせられます。

────────[今日の注目の人]───

☆ お母さんに「ありがとう」 ☆

近藤 とみ(学校法人まさ美学園)

※『致知』2016年12月号
※連載「生涯現役」P106

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私がよく親孝行は大事だというのも、
園児たちの心の豊かさを育むためですよ。

ところが、いまは難しい時代になって、
お母さんたちがお弁当を
つくるのが面倒くさいからと、
よそから取り寄せるでしょう。

でも、うちは月曜日だけは
ちゃんと手づくりのお弁当を
持ってこさせるんです。

日曜日の残りものでもいいから、
お母さんが弁当をつめて、
それを持たせなさいって。


お昼になると

「きょうはお母さん
 ありがとうの日だね」

って言いながら、
園児たちの机を回っていくと、
あっちからもこっちからも、
私にお弁当の中身を見せにくるんですよ、
それも喜んで。


──情景が目に浮かぶようです。


子供にはただ口でお母さんに
感謝しなきゃいけないよ、
と言っても分からん。


でも、こうやってお弁当一つで、
お母さんに「ありがとう」が
言えるようになります。

ここから豊かな心が生まれる。
これが本当の教育ですよ。

それからもう一つ言いたいのが、
子供は砂場から育つということ。

例えば、だんごをつくって
綺麗に並べた女の子が、

「お父さん、ご飯ですよ」

って言う(笑)。
ままごと遊びですね。


「ありがとう、お父さん喜ぶね」


と私は言うんですけど、
そうやって誰もが
砂場から大きくなるんです。

早くから「1+1=2」
を教えるよりも、
遊びながら教育する。

それが本当の教育だと思いますね。


ところがいまは親孝行一つとっても…



※「古きもまた新なり」と語る
 近藤さん。その言葉を裏付ける
 取り組みの続きは本誌で。

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