【公文社長の座右銘】 「人」が道をつくる 


3連休の中日、みなさんはいかがお過ごしですか?
ブログ担当の長尾です

以前の投稿で、私がおすすめとお伝えしていた
公文研究会社長池上秀徳さん
「私の座右銘」をご紹介したいと思います!!

(そのときの投稿は
 >> こちらをご覧くださいませ 

 >> 「人間という奇跡を生きる」    



解き方を教わるのではなく、
自分の力で教材の問題を解き、
「やればできる」という自己肯定感を育む公文式。
現在、世界の49の国と地域に、
「学ぶ喜び」を届ける学習塾として広がりをみせています


本日は、池上社長が1986年から外国人向けの
日本語教材制作・普及という新規事業に配属され、
チームリーダを努めていたときのエピソードをご紹介します

 
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その時期に最も印象深いエピソードとして、
自信をもって制作した日本語教材を、
公文式の創始者である、故・公文公会長に
初めて目を通してもらった際のことは
いまでも忘れることができません。

私は与えられた時間の中で、
新教材に込めた思いを滔々と力説したのですが、
黙って聞いていた会長から返ってきたのは、

「池上君、教材は君が作るんじゃない。
子どもや現場の先生が作るんだ!」

という厳しい言葉だったのです。

改めて私は、
自分の頭の中で「よい教材」を考えているばかりで、
子どもたちや現場から学ぶ姿勢が欠けていたことに
気づかされるとともに、
厳しくも優しく、独創的な発想で
私たち社員にアドバイスしてくださる公文会長の
人間的魅力にとても感銘を受けたのでした。

そして、その教えを求めて
多くの社員や公文の先生が集う公文会長の姿と、
子たちに囲まれ学びを深めていった
中国の思想家・孔子の生涯が不思議と重なったのです。

そこで私は、公文会長の教えをより深く知るためにも
『論語』を真剣に勉強するようになったのでした。



1995年、
日本語の教材制作から
再び国語の教材制作の部署へと戻った私は、
徐々に任せられる仕事の責任範囲も日本から海外まで広がり、
同僚や後進に公文式の考え方や指導技術を
伝える立場になっていきました。

すると次第に『論語』のある言葉が
心に響いてくるようになったのです。

それは
「衛霊公篇第十五」にある

「人能く道を弘む 
 道、人を弘むに非ず」

という言葉です。

義や仁などの道・教えというのは、
人に先んじて存在するのではなく、
人によって考えられ、人によって信じられ、
人によって世に広まっていくものだ。

おそらく孔子は、道と人とを考えた時には、
人をまず大切に考えなさいと伝えたかったのだと思います。


その公文式の考え方を一つの道だとしたら、
それはまさに公文式を実践する〝人〟の中にしかない、
人材こそ大事なのだと、

私は共感するものがあったのです。



※池上社長の学生時代、新入社員時代など、
 現在に至るまでの歩は、 最新号P.76~をご覧ください



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