会社で~社内木鶏会のご紹介~ 社内木鶏会で、我が社はこう変わった

代表取締役会長 赤松 高吉

企業プロフィール

株式会社日伸電工
代表取締役会長 赤松高吉

事業内容/非金属加工業・機械加工業
設 立/昭和45年5月
本 社/兵庫県たつの市揖保町中臣671-1
社員数/41名

亡き社員より気づきを得て

この会社を、自分たち経営陣だけのものでなく、皆のものにしたい――。それが、「社内木鶏会」を導入した時の私の心からの願いでした。
私が父親の創業した金属加工の日伸電工に入社したのは二十四歳の時。当時は職場の空気の荒んだ、離職率の高い会社でした。
改革の理想に燃えて入社したものの、まだ実績もない若造への反発は大きく、私は被害者意識を募らせ、仕事や人生に対する情熱を徐々に失いつつありました。
三十代に入った頃、一人の若い男性社員が病で亡くなりました。知的障碍を負っていたにもかかわらず、毎日朝早くから出勤し、一所懸命に働いてくれていました。ご葬儀の際にお父様より、彼が病床で、
「日伸電工の仲間たちと、もう一度仕 事をしたい」
と繰り返し、懸命に病と闘っていたことを伺い、私は涙の中で当社の価値を悟りました。そして、亡くなった社員と同じように、全員が愛着を持てる会社にすることを決意したのです。

社員が変わり、自分が変わった

先代を通じて『致知』のことを知っていた私は、何とか会社を一つにしたいと考え、有志を募り我流で読書会を始めました。その試みは四十二歳で経営を引き継いでからも続けていましたが、参加者はいつも限られており、会社変革の力にはなり得ませんでした。当時の読書会は私一人が喋る説教の場にすぎなかったのです。
そんな折、致知出版社より「社内木鶏会」のご案内をいただき、当社に必要なのはこれだと直感し、全社での導入を即決したのです。たとえ社員の反発を受けても、私は一人でも続ける覚悟でした。
幸い、社員が主役となり互いを美点凝視する「社内木鶏会」は、笑顔の絶えない会となりました。そして、回を重ねるうちに社内に「ありがとう」の言葉が飛び交うようになり、仲間意識やロイヤリティーが高まるなど社風は着実に向上。おかげさまで二〇一〇年には第一回社内木鶏全国大会で「感動大賞」を受賞しました。その後、多くの会社様が「社内木鶏会」を導入され たことは嬉しい限りです。
数年前、グループ会社の女性専用フィットネス事業に中途入社した高卒の女性は、当初は言葉遣いもまともにできませんでしたが、懸命に勉強を重ね、ある時「自分が死ぬまでにやることリストをつくりました」と、私が常々説いてきた死生観を自分なりに持つほどに成長。いまでは立派に店長を務めてくれています。また、そうした社員以上に変わったのは、皆の頑張りに素直に手を合わせられるようになった私自身だとも実感しています。もし「社内木鶏会」を導入していなければ、いまの当社はなかったでしょう。
今後自動車産業がEVへとシフトしていく中、当社は若手からの提案を採用し、その製造に不可欠なマグネシウムダイカストという新分野に乗り出しました。「社内木鶏会」を通じて社員一人ひとりが人格を磨き、真に皆の会社、女性が輝く職場を創造し、新しい市場を果敢に切り拓いていく覚悟です。


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