会社で~社内木鶏会のご紹介~ 社内木鶏会で、我が社はこう変わった

代表取締役 中村 太郎

企業プロフィール

グリーンライフ産業株式会社
代表取締役 中村 太郎

事業内容/エクステリア・ガーデン・造園 設計施工
設立/1976年
本社/福岡県福岡市東区
社員数/82名

社長の思いが伝わる理想の社員教育

 自然環境に配慮したエクステリアやガーデニングの設計、施工を手掛ける当社が、『致知』をテキストにした社内勉強会・社内木鶏会を導入したのは二〇〇九年のことです。そのきっかけは、創業者である父・中村和男が大阪で開催された「第一回社内木鶏全国大会」(致知出版社主催)に参加し、「我が社に必要なのはこれだ!」と心打たれたことでした。
 というのも、父はそれまで自分の思いを記した冊子『我が社の生き方』を活用した社内勉強会をしていたのですが、社員にうまく伝わっていないと感じていたからです。父は社員たちの人間力向上、教育に非常に熱心で、いつも私たちに「人間、いかに生きるべきか」を説いてくれていました。おそらく、仕事を通じて自分の使命を見つけてほしいとの強い想いがあったのでしょう。ですから、『致知』を通じて各界一流の方々の生き方に触れ、学び合う社内木鶏会は、まさに父が求めていた理想の社内勉強会だったのです。
 また、当時は社員数、店舗数が増えていくに従って、社員同士のコミュニケーションや会社全体のまとまりもだんだん希薄になっていた頃でしたので、全社員で集まり『致知』の感想を発表し合い、お互いのよいところを「美点凝視」で褒め合う社内木鶏会は、当社にとってタイミング的にもぴったりの勉強会でした。
『我が社の生き方』を活用した勉強会による学びの下地があったからでしょう。第一回の開催は非常によい雰囲気で終えることができ、以後、社内木鶏会は当社の毎月恒例の勉強会として定着していきました。

父の遺志を継ぎ社内木鶏会に学び続ける

「自分が六十五歳になったら代替わりする」という父の宣言どおり、私は二〇一二年一月、三十七歳で社長に就任しました。ところが同年十月、父はがんのため他界しました。
 他界する一か月前、当社は福岡で開催された「第三回社内木鶏全国大会」に出場し、父は発表のお役目をいただいていたのですが、当日は病気のために体力が及ばず、私がスピーチ原稿を代読する運びとなりました。
 壇上に立つ私の姿を車椅子に乗った父は毅然とした表情で見つめていました。いま思えば、この時が本当の意味で「自分が会社を引っ張っていかなければいけない」と、経営を引き継ぐ者としての覚悟を固めた瞬間でした。そして、父は後の短いスピーチの中でこう言ったのです。
「社内木鶏会と我が魂を遺して旅立ってまいります」
 その父の遺志を引き継いで、私は社内木鶏会を毎月欠かさず続けてきましたが、『致知』の学びは漢方薬のようだと感じています。社内木鶏会を導入したからといって、すぐに業績が上がるということはありません。しかし、人間学の学びは、まるで漢方薬が自然治癒力を高めていくように、ゆっくりと組織や社員の力を強くしなやかなものへと高め、その効用は一度身につけば容易に失われません。当社も七年、八年と続けてきて、社員一人ひとりが本当に変わってきた、社風もよくなってきたことをしみじみと実感するようになりました。社内木鶏会はとにかく続けること、これが一番大事です。
 父は造園業を近代化し、世のため人のために貢献したいと志して当社を創業しました。私もまた社員たちの成長と幸せ、造園業のさらなる発展のために、これからも『致知』、社内木鶏会に学び続けていく決意です。


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