『致知』に寄せられたお客様の声

『致知』を読んでのうれしいお便りがたくさん届いています。 ご感想の一部を紹介いたします。


  • 致知』で「素心を学び 持続可能な介護の仕組みづくりに挑戦

    北海道在住 神部寛仁様(33歳)

    社会人二年目の時、私は同期の誰よりも働いているのにまったく成果が出ず、悩み苦しんでいました。
    そんな時、経営者である父から勧められたのが『致知』でした。

     わらにもすがる思いで読む中で気づいたのは、「私が正しい」という思考にとらわれていたことです。
    上司の指示を聞かずに自分流に仕事をする。成果が出ない理由を取引先のせいにする。そんな社員が信頼されるわけがありません。

     私が大切にしなければいけない思考は「しん」。
    つまり「自分をありのまま伝える、また相手をありのまま受けとめる」という素直な心でした。
    『致知』を通じてこの心に気づかせていただいたおかげで、
    私はトップの成果を上げ、経済的な豊かさと人々に貢献する人生を歩むことができました。

    さらに、『致知』の若手読者の勉強会「関東致知若獅子の会」で世話人を務めるご縁も賜りました。
    いまを必死に生きる仲間たちと出会い、共に励まし合ったからこそ、挑戦し続けることができました。

    私は現在、「持続可能な介護のしくみを創る」ために、父・神部寿ひさが創業し、
    今年二十三年目を迎える介護施設の事業承継に取り組んでいます。
    介護は社会インフラです。介護離職が社会問題化する中、働く現役世代もサポートすることで、
    これからの日本、地方の成長に貢献する。
    私はこのビジョンの実現のために、心の炎を燃やし続けていくと決意しています。

    最後に、私は『致知』に出逢えたことを心の底から感謝しています。
    これからも『致知』に学び、「いっとうしょうぐう」の精神で、
    仕事を通じて多くの人々に人間学を普及してまいります。

     

    致知』で学んだことを行動で示していきたい

    山口県在住 中野悦子様(81歳)

    『致知』とのご縁は八年前。編集部の方が、地元山口県はぎ市で「萩の語り部」という
    観光ガイドを務める私を取材してくださってからです。
    誌面を一読して大変感動し、ガイド活動でお世話になっている
    松陰神社の上田とししげ名誉宮司が代表世話人を務める萩木鶏クラブにも入会し、
    当番の月には通信文を書かせていただいています。
    毎号いろんな生き方、考え方に触れて物事を
    立体的に見られるようになったのは、『致知』のおかげです。

     ガイド活動で心懸けているのは、堅苦しい歴史の話を令和の話題と結び付けてお話しし、
    萩に興味や親近感を抱いていただくことです。
    幸い『致知』には様々な人物や時事の話題が紹介されているので、
    それらを私流に織り交ぜてお話しするととても喜ばれます。

     先日の記事では、「大和魂」という言葉が初めて使われたのが『源氏物語』であることを学びました。
    そこで最近は、吉田松陰先生の辞世の句「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」を
    ご紹介する時に、戦後にタブー視されてきた「大和魂」という言葉は、
    紫式部の時代から大切にされてきた日本の尊い心情であることをお伝えしています。
    皆さんからは「知らなかった!」と驚きと共感の声をいただきます。

    『致知』の説く人間学は、私が子供の頃は家庭や学校で普通に教えられ、
    当たり前の良識として共有されていました。
    それを掘り下げていまの世に紹介する『致知』の存在は貴重です。

    松陰先生は「書を読みて以て聖賢のおしえかんがう」と説いています。
    私は、これからも『致知』で学んだことを自分の行動で示し、
    次の世代の方々のお手本となれるような自分でありたいと願っています。

     

    致知で学んだことを活かし、夢にむかって歩んでいきたい

    小学6年生 山本 澪様(11歳)
    『致知』を知ったきっかけは、お母さんが読んでいたからです。

      私は本が大好きです。家にある本は、隅から隅まで読みつくし、1か月に60冊以上読みます。

    『致知』は、小学3年生の頃から読み始めました。妹が小学1年生になると、私が読み聞かせをしてあげました。
    妹には、まだ難しい言葉が出てくるので、わかりやすく言いかえたりしました。

    『致知』でインタビューされた方は、実践されたことをお話しされます。
    記事を読んでいて、大人にならなければわからないこともたくさんあるのですが、
    いまの自分の考え方や視点を改めて見なおすことができ、学校生活でどんなふうに生かせるかと考えたりしています。

     特に、2022年の12月号の「人生を照らす言葉」の『ごんぎつね』が好きです。
    お母さんと妹の3人で何度も読みました。
    「小さなことであったとしても、相手が自分にしてくれたことを思いだし、感謝する習慣を意識して身につけてください」
    と書いてありました。
    私はこの言葉を特に気に入っています。
    いろんな相手のその立場によっていろんな考え方や視点があると学びました。

     また、『致知』は登場された方の生き方や考え方、言葉など、実際に会っていなくても、
    いろんな人生があるのだと知ることができます。

    『致知』で大切な指針となる言葉や心を整える習慣と出あうことができました。

     まだ私は11年しか生きていませんが、これからの自分の未来に役立つ学びを深ませることができます。
    『致知』で学んだことを活かし、夢にむかって目標を達成しながら楽しく人生を歩んでいきたいです。

     

    致知は迷った時、道を逸れそうになった時に立ち返る場所

    栃木県在住 自営業 村上知久様(44歳)

     2年前、私は迷い、悩んでおりました。「人としてのあり方、大切なこと」を追求して生きていこうと決めたものの、ノウハウやテクニックといった表面的なものを求める現代社会に、生きづらさを感じていたのです。

     そんな折に、インターネットで『致知』のことを知り、購読を始めて私は迷いから解放されました。

    「やっぱり、人として大切なことを忘れてしまってはダメだ」と気づかされたのです。

     私はその少し前に、平日は東京、週末は栃木の実家で農業を手伝う二拠点生活を始めていました。都会での会社仕事は効率が求められますが、それが行き過ぎれば人間らしい心を失ってしまいます。

     一方で農業は、自然と向き合い、人と向き合い、命と向き合って仕事をします。必ずしもこちらの計算通りにはいかず、感謝の心を忘れると大もします。草刈りの際、雑草に対して「このやろう!」と思いながら作業をするのか、「根を張ってくれて、土地を丈夫にしてくれてありがとう」と思いながら作業をするのかで、成果がまったく違ってくるのです。

    『致知』はそういう大切なことを教えてくれ、迷った時、道をれてしまいそうになった時の指標となります。

     今年、私は実家の農業を正式に継ぐことになりました。ご先祖様から受け継いだ大切な農地を守り、日本の食を守る使命を担い、
    これからも『致知』で学びを深めていきたいと思います。

     

    人生に刺激をいただけるバイブル

    福岡県在住 鈴木隆宏さん(35歳)

    『致知』を知ったきっかけは、当時通っていた人材教育の学び場・キャリアコンサルティングでの紹介でした。ただ、最初は毎月手にしていたものの、その価値には十分気づいていませんでした。

     転機が訪れたのは、2017年。不動産関係の会社に勤める私はそれまで東京に住み、山梨・長野エリア担当で仕事をしていました。直属の上司から翌年も頑張るようにとされたわずか一週間後、その上の上司に呼ばれ、「来年からは海を見てこい」のひと言で広島への転勤が決まったのです。

     先週の直属の上司の鼓舞は何だったのか、という考えが頭をよぎりましたが、これも人生とはらくくり、広島に居を移して四国四県を担当することになりました。知人はおらず、中途入社のため同期もいない環境下でのスタートでした。

     支えになったのが、先輩に紹介されて入会した「中国致知若獅子の会」でした。最初は仕事との両立に苦労しましたが、参加する度に心が洗われ、いまは他の参加者に学び、自分を振り返るかけがえのない時間となっています。さらにありがたいことに、最近は全国で同世代の『致知』読者との交流機会も増えました。

     おかげさまで、『致知』を通じて一流の先達と出逢い、ベクトルを同じくするよき仲間と出逢い、人生における貴重な刺激をいただけているように思います。

     今後とも『致知』をバイブルとして読み続けたいと思います。

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