首相演説で紹介された日本人!

Ω あなたの人間力を高める Ω
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.7.9

アフリカやアジアの
60か国、220万人に
きれいな水を供給しているのが
大阪の日本ポリグルという中小企業です。

その取り組みには安倍首相も注目。
昨年の国連総会の一般討論演説で
取り上げました。

会長である小田兼利さんの
お話の一部を紹介します。

────────[今日の注目の人]───

★ 途上国のビジネスに懸ける思い ★

小田兼利(日本ポリグル社長)

※『致知』2016年8月号【最新号】
※特集「思いを伝承する」P60

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私はもともと
機械工学のエンジニアとして
大阪金属工業(現・ダイキン)に
勤務していたんです。

若い頃から発明が大好きで、
ほら、数字を合わせる家庭用のドアロック、
それからティッシュケースや
食品パックの印刷位置が
ずれないようにする光電マーク。
これらは私の発明です。

水質浄化に取り組むようになったのは、
阪神・淡路大震災が
大きなきっかけでした。


小田氏①


その頃、私は
神戸の御影に住んでおりましてね。
飲料水は一日我慢すれば
次の日から配られるのですが、
炊事や入浴などの生活水には
ほとほと困りました。

近くを流れる石屋川を見ながら

「ああ、この水が
綺麗にできたらいいのになぁ」と。

その時、私は10年ほど前に読んだ
京都大学の先生の論文に
僅か2行か3行、

「納豆のネバネバ成分は
保湿性がとても高く、
水質浄化に使えるのではないか」

とあったのを思い出したんです。
早速食品会社から
ポリグルタミン酸を取り寄せて実験したら、
驚いたことに一発目から
反応がありました。

当時、水の浄化と言えば
濾過が一般的でしたから、
マスコミで発表すると

「こんなに手軽な方法があったのか」

とたちまち注目を浴びました。
テレビ局が芸能人を呼んで
京都の名刹で池の浄化実験を行ったり、
私も何かと有名になり始めて
「国内の水質浄化を独占して、
環境ビジネスで一儲けできるぞ」
と密かにほくそ笑んでいたんです(笑)。

ところが、……

※小田さんの水ビジネスは人生は
試練に次ぐ試練の連続でした。

それを明るく乗り越えられた
小田さんの歩みを『致知』最新号で
触れてみてください。

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