会社で~社内木鶏会のご紹介~ 社内木鶏会で、我が社はこう変わった
企業プロフィール
井上石灰工業株式会社
社長 井上孝志 様
社名/井上石灰工業株式会社
事業内容/石灰製品の製造開発
創業/1884年10月
所在地/高知県南国市蛍が丘2-3-5
社員数/76名
価値観を共有できる社風を築きたい
当社は、明治十七年の創業以来百三十八年、地元高知県の高品質な石灰を原料とした、医薬・試薬用高純度カルシウム、ゴム・樹脂用工業薬品、農薬、など様々な製品を開発し、国内外で販売してまいりました。
私が社長に就任したのは平成十七年。父が事故で社長を退き、後を継いだ叔父も僅か五年で急逝したため、急遽経営のバトンが回ってきたのです。三十七歳の時でした。組織をどう導いていくかという方針も定まっておらず、答えを求めて経営書を読み漁るものの、現実は頭で考える通りにはいきません。悩みは深まる一方でした。
そんな折に読んだ『修身教授録』が強く印象に残り、『致知』を知りました。そして、松山で開催された社内木鶏会の説明会で藤尾社長のお話を伺って感銘を受け、これは面白そうだと直感したのです。その頃の当社は、職を転々としてきた中途採用の社員が多かったこともあり、仲間意識が希薄で離職率も高く、各々が違う方向を向いて仕事をしていました。何とかこの社風を一新して、生き方、働き方のベースとなる価値観を共有し、一本芯の通った組織にしたいというのが私の願いでした。
幸い『致知』には、有名な成功者ばかりでなく、自分たちと同様な立場で奮闘される方々が多数登場されており、社員と共に学ぶことで生きた教訓が得られると考え、社内木鶏会の導入を決意したのです。平成二十五年のことでした。
社員の絆が深まり過去最高の業績を実現
当初は渋々参加する社員が大半で、初回の感想文には「二行しか読んでいません」「人は人、自分は自分」と書く者もおり、回を重ねてもなかなか状況の変わらない徒労感に苛まれました。しかし、感想文を読み続けているうちに、文面の背後にある社員の様々な悩みやメッセージに気づくようになりました。社員一人ひとりを心から尊重して向き合わなければ、彼らも心を開いてくれないことに気づかされたのです。
三年くらい経つと、社内のコミュニケーションが格段によくなりました。ベテラン社員の話を通じて若手が会社の歴史や先輩たちの苦労を理解するようになり、また、これまでほとんど交流のなかった四つの事業所の間で、社員同士の交流や助け合いが自発的に行われるようになったのです。導入から九年目を迎え、開催も百回を超えたいま、見える景色が一変していることに驚きを覚えます。最近では派遣、アルバイトの方からも、「これまで働いた会社の中で一番いいです」と言われた事もあります。ここまで継続できたのは、定例会議で社員が集まる週に開催日を設けていること、出席できなかった際の予備日を設けていること、そして私の中にやめる選択肢がなかったことが大きかったと思います。おかげさまで離職率は大幅に減少し、私が社長就任時に十九億円であった年商も、昨年は過去最高の三十四億円を計上しました。
地方が停滞する中、平成二十八年には社業を生かした地元産ワイン事業にも乗り出しました。当社は今後とも社内木鶏会を通じて一層社業を充実させ、地元に貢献し、恩返しできる企業であり続けたいと願っています。
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