『致知』に寄せられたお客様の声
『致知』を読んでのうれしいお便りがたくさん届いています。 ご感想の一部を紹介いたします。
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『致知』は思考の原点
埼玉県在住 青田利一様(81歳)いまから42年前、私が38歳で転職し、人間関係で悪戦苦闘していた時、
ご縁のあった2部上場会社の専務から突然致知出版社が主催する講演会に誘われました。
その講演会はそれまで私が経験したことのない程の熱気に溢れており、
自分の課題を客観視するきっかけを掴むことができました。約1か月ほど経って、その専務のご厚意により月刊誌『致知』が届くようになりました。
以来ほぼ40年購読を続けてきた『致知』には、一所懸命生きている方々の生の言葉・生きる姿が綴られており、
私に励ましと勇気を与え続けてくれました。そして54歳の時、強い決心の下に私は裸一貫で起業。
『致知』を座右の書として社業に邁進し、お陰様で埼玉県の優良中核企業に認定され、
創業16年目(2015年)にして「渋沢栄一ビジネス大賞」を受賞したことは私の矜持と言えます。このような私も昨年傘寿を迎えました。
幸い心身共に健康で、まだまだ社会に貢献できると考え、
地域の同志と共に特定非営利活動法人設立を目指して環境美化活動を展開。
活動を通じて、青少年育成、高齢者の生き方改革に貢献し、地域の活性化を目指しています。
しかし現実は厳しく、当初はこちらの挨拶にも無反応・無関心な人が大半で、
心が萎えそうな時もありました。しかしいまでは、美化活動に加わる同志、
感謝の言葉を投げかけてくださる人たちにも恵まれるようになりつつあります。環境美化の進んだ品格ある地域では、挨拶が自然に飛び交い、
笑顔が交わされ、心地よい空気に包まれています。
誰もが助け合い、郷土愛に溢れ、仕事への意欲も高く、将来を支える人材が育つものです。
こうした地域では、たとえ自然災害が起きても被害が最小限に食い止められることが過去の大災害で実証されています。私たちは、このような夢のある住社会の創造を大目標として、
緒に就いたばかりのボランティア活動に今後とも専念する所存です。
恐らくこれからも多くの課題が突きつけられると思いますが、事上磨錬という言葉の通り、
そのような時こそ『致知』で学んだ哲学を生かしつつ、活動に取り組む所存です。佐藤一斎先生が説かれる「老いて学べば死して朽ちず」を心に刻み、
『致知』に見る同志の逞しい意志・情熱・冒険心に励まされながら、
環境美化・青少年育成・高齢者の生き方改革活動に精を出してまいりたいと思っています。
『致知』から学んだ 感謝の力、おかげさまの力
東京都在住 遠藤和彦様(69歳)『致知』との出逢いは25年前。
私が現在会長を務める向井建設で、東北支店長に就任した44歳の時のことでした。
着任早々、支店に蓄積していた諸問題が次々と明るみに出て、
事業の認可を得ている県から査察まで入る始末。
担当の方から支店の実情報告を受けているうちに、
私はあまりのショックで呼吸困難と頭部の激痛に見舞われて
その場に昏倒。病院へ運ばれたのです。
幸い、翌日には仕事に復帰することができましたが、
治療のため病院で過ごしたひと晩は、支店が堕落した要因や、ストレスの怖さ等々、
様々な思いが頭を巡り、深い内省の時間となりました。
それからほどなくして、東京でお世話になった鳶職の親方から
送られてきたのが『致知』でした。
一読して深く感じ入るものがあり、私は早速お礼の電話をしました。
既に事情を伝え聞かれていたその方は、「大変だったんだってなぁ……」と、
電話の向こうで嗚咽を漏らしながら、
「あなたのためになればと思って『致知』を贈ったんだ」とおっしゃったのです。
こんな私を陰ながら応援してくださっている方がいる。
そのことが、どれほど大きな力になったことでしょう。
そして、毎月送られてくる『致知』を真剣に読み、
そこで得た学びを実践することで、何とか東北支店を立て直すことができ、
2009年に社長として東京本社へ戻ることになったのです。
社長に就任してからは、この『致知』の学びをぜひとも社員と分かち合い、
会社の一層の成長を図っていきたいと考え、
2018年に『致知』を教材にした勉強会・社内木鶏会を導入。
今日まで一度も休まずに毎月開催を続けてきました。
嬉しいことに、本を読まないと言われる若い社員たちが
素晴らしい感想文を書いてくれ、大きな手応えを感じています。
個人的に印象に残っているのは、エッセイスト・大石邦子さんの記事です。
事故で半身不随になった不運から立ち直り、
些細な出来事にも喜びを見出せるようになった軌跡に心を打たれ、
感謝することの大切さ、現場で日々奮闘してくれている社員たちの
おかげさまの力を実感するようになったのです。
3年前には、東京都の社内木鶏会実施企業の合同勉強会である
東京都社内木鶏経営者会の会長を仰せつかりました。
今後も志を同じくする社員、経営者の方々と共に学び続け、
会社の成長と地域社会への貢献を果たしていく考えです。
三十代で『致知』に出逢って北海道在住 高校教師 猪田悠司様(40歳)私は三十歳の時、北海道内のとある高校へ赴任しました。
最初の授業に行くと、生徒から「お前どこから来た?」「年はなんぼだ?」
「この学校何年目だ? 俺らのほうが先輩だから敬え」等々、
耳を疑うような言葉をぶつけられました。
それを諭して授業に入ると、消しゴムやカッターナイフが教壇に投げられ、
それを指導しても食ってかかられる始末。
その後も教科書を出さない、教室に入らないなど、
とても授業を行える環境ではありませんでした。当時の校長先生に相談すると、
「ここで逃げたら、これからの教員人生を逃げ続けることになる。逃げずに勝負せよ」
と諭されました。その折に実家の親から『致知』という月刊誌の新聞広告が出ていることを聞き、
興味を抱いて購読を始めました。
誌面に紹介される人生の先輩方の金言が心に刺さり、
過去の号も読み進める中で安岡正篤さんの「六然」という言葉を知りました。
「聖人の行き着く領域はここなのか」と刮目し、
心を落ち着かせて生徒に対するべく、
同僚の書道の先生に「六然」を揮毫していただき、
額に入れて黙読してから出勤する生活となりました。
自分は聖人ではないが、その境地に近づくべく研鑽を積もうと内省し、
決意したことが大きな転機となったのです。この言葉を踏まえて生徒指導で意識したのは3つ。
1、間違った行いは正す必要があれども、必ず「どうしてこういう結果になったか」を問うて答えを述べさせる。
2、叱る時は一対一で、褒める時は人の前で。
3、話は最後まで傾聴し、頭ごなしに否定しない。その結果、生徒や保護者に余裕を持って対応できるようになりました。
幾度か壁を乗り越え、最終的に担任生徒の保護者から
「あなたなら任せられる」と様々な協力を得られるまでになりました。おかげさまで、今年の3月には立派に成長した卒業生を送り出すことができました。
逃げずに勝負し続けた自分を誇りに思うと共に、
『致知』を通じて内省と研鑽の機会を頂戴できたことに心から感謝しています。
人として大切な原点に引き戻してくれる雑誌宮城県在住 大槻征玄様(36歳)現在、宮城県で教員をしている私が『致知』と出合ったのは大学時代、20歳の頃です。
当時の私は、新聞やニュースで毎日のように報道される社会問題、
特にSNSでの誹謗中傷、深刻化するいじめなど社会全体のモラル低下を目にする度に、
「どうしてこんな日本になってしまったんだろう? 何かがおかしい!」と、
強い疑問を持っていました。確か銀行の待合室で、『致知』を手に取った時の衝撃と感動はいまでも鮮明に覚えています。
人格の形成に必要な先人の知恵や、心に響く言葉が非常に多く、
これこそがまさに自分が求めていたものだと確信。
と同時に、『致知』を基に学び続ける人が増えれば、必ず日本は浮上していくと思いました。『致知』の魅力は、毎月届く度に、「人として大切な原点に戻してくれること」です。
日々の生活や仕事に追われても、
「心を豊かにすることだぞ」「人格の形成だぞ」「学び続けるんだぞ」
「世のため人のため社会のために何ができるのかを考え、行動するんだぞ」と、気づかせてくれます。私は学校教育に携わる立場から、
人としてのあるべき姿を伝えてくれる「四書五経」などの古典や、偉人・先人の知恵などを通して、
子供たちに道徳の根幹を教えることこそが、日本を立て直す絶対的な鍵だと確信し、
仕事に向き合っています。
この私の強い思いの遥か先頭を、『致知』は堂々と力強く突き進んでくださっています。『致知』が掲げる「人間学」は、まさに私が求める教育の核心です。
これからも、安岡正篤先生のおっしゃる「一燈照隅」の言葉を胸に刻み、
「一人でもやる」という強い気概で、まずは自分がいるその場所から光を灯していく決意です。この先、『致知』が創刊50周年を越え、やがて迎える百周年の大いなる節目に向け、
国家百年の計を担う揺るぎない礎として、
これからの日本に不可欠な光を放ち続けていくことを、私は強く確信しております。
人間を磨く滋賀県在住 立宅 麻奈美様(53歳)2000年11月22日、私は太田麻奈美から立宅麻奈美になりました。
「健やかなる時も、病める時も……」と結婚の誓いをした日から5年と1か月後、
最愛の夫が星になったのです。出勤中の事故でした。私には、1歳11か月の息子と、妊娠8か月の娘が残されていました。
泣いてばかりいることはできず、子供たちをしっかり育てること、
次に天国で夫に会った時に恥ずかしくない生き方をしようと決意し、
夫との死別を受け入れました。
そして昨年11月22日、25回目の結婚記念日を迎えたのです。私は小学校の教員です。10年ほど前でしょうか。
参加している勉強会で講師を務めておられた神谷裕子先生と長谷川博之先生の対談が
『致知』という雑誌に載ると聞き、すぐに購読を申し込みました。驚きました。お二人の記事はもちろん、
『致知』に載っているすべてのページが魅力的で、世の中にこんな素晴らしい雑誌があったのか!
と「生きる指針」に出会えたような気持ちでした。記事の中で、「これは書き写して自分のものにしたい!」という文に出会いました。
2020年9月号の藤尾秀昭社長の「特集総リード」です。
特に「人間磨きの第四は、へこたれないこと。人生にはさまざまなことがあるが、
すべては自分を磨いてくれる試練と捉え、へこたれずに乗り切っていくこと。
苦難を乗り越えるたびに人は磨かれ鍛えられるという人生の鉄則を忘れまい」
の文に胸がいっぱいになり、涙が溢れました。最愛の人の死は確かに辛い出来事でしたが、そこから学んだことはたくさんあり、
私を磨くために必要なことだったのだと納得しました。
それ以来、心にビビッときた文はノートに書き留めています。
気持ちがシャンとして背筋が伸びます。これからも『致知』に学び、母として、職場での管理職として、人間を磨き続けていきます。






