90歳現役社長が語る 日本人の技術者魂

「エルマー・A・スペリー賞」というのをご存じでしょうか?

実はこの賞、交通運輸界のノーベル賞とも称される
世界的な賞なのです

1955年に始まったこの賞は、
世界の運輸技術発展に役立った人を年に一件だけ
表彰し続けてきました。

日本人で始めて受賞したのは新幹線の生みの親
島秀夫さんたちで、1966年のこと。

そして2010年に受賞したのが
本日ご紹介する
山口琢磨さんです!!
すごいことですよね

90歳になられたいまも社長兼技術士として奮闘する
山口さんの言葉にぜひ耳を傾けてください



―――――――――――――――――――


 「ものづくりへの思い                  
        
        山口琢磨(タイセイ・エンジニアリング社長)
         

          『致知』2016年1月号

            連載「生涯現役」より

―――――――――――――――――――

 

――その最先端の技術を山口社長も長年支えてこられたわけですが、
  特に仕事の上で心掛けてこられたことはありますか。
ずっと真面目にやってきたつもりですけど、
それは当然のことで、その姿勢がなければ
物をつくる仕事なんてのはうまくいきませんからね。
誤魔化しちゃいけませんわな。
 
 
真面目にやれば結果は必ずついてくる。
 
 
これはまず間違いないでしょう。


それから
 
「もうこれでいいんだ。
 これ以上はないんだ」
ということは本来存在しないと思うことです。
上に上がろうと思えばいくらでも上がある。
「これはよくできたな」
と思っていても、
よく考えると、まだやるべきことが
必ず残っている。そういうものです。
だから、その次に必要なことを
具体化するためにどうすればいいかということを、
それこそ年がら年中考えているわけです。
つまり仕事の可能性をどこまでも
追求していくような人間でないと
いかんということも、間違いないと思いますね。
そして、それにはやっぱり物づくりが心底好きでないといかんのです。
一番大事なところは、そこだと思います。
(略)
 
やはり技術というのは
「これはやれるんじゃないか」
ということを思う人間がいないと、
前に進んでいきません。
「とにかく無理をしてでもここまでやってやろう」
という気のある人間がもっと
出てきてくれればいいんだけど、
やる人間がおらん以上は俺がやるしかないなと。
※本誌では、世界が認めた新技術、
 押航船団自動連結装置「アーティカップル」の
 ことも詳しくお話しいただきました。
 日本人の技術者魂が光ります。

 


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