2025年11月06日
月刊誌『致知』をテキストに、会社内で人間学を学び合う勉強会「社内木鶏会」。現在、全国約1,380の企業や学校で実施され、一人ひとりの人間力が高まり、組織のベクトルが揃うことで、社風(部風)や業績(成績)の向上に繋がっています。「美点凝視」の精神でお互いがお互いの素晴らしいところを見つめて認め合う。そしてお互いがお互いを尊重しつつ、共に人間的に成長する木鶏会は、多くの学びと感動に溢れています。
本連載では、笑いあり涙ありの木鶏会感動秘話を致知営業部員が綴ります。第1回は、営業部員・松澤が担当する医薬品卸分野で愛媛・徳島シェアナンバーワンを誇る株式会社よんやくでの木鶏会の様子、心を震わされた若手エースの感想文をご紹介します。
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意識は伝播する
愛媛県に本社を構える株式会社よんやく様は、医薬品卸分野で愛媛県・徳島県でシェアナンバーワンを誇ります。
昨年代表に就任されたばかりの加賀山誠社長が『致知』によって何度も救われた体験から、「よんやくで働くすべての従業員に『致知』の言葉を通して、新たな発見や生き方のヒントに出逢ってほしい」との願いを込め、社員300名・パート社員250名の全社員550名で木鶏会を導入されました。
加賀山社長は、信頼する役員・幹部と共に各事業所を回り、従業員一人ひとりに思いを伝え続けてこられました。その加賀山社長の〝思い〟に感化されたのが、今年「最優秀従業員賞」を受賞された34歳の若手エースでした。
「意識は伝播する」と弊社社長・藤尾秀昭は言います。加賀山社長の「全従業員の幸せを願う強烈な思い」が、彼の心に火を点けたのだと思います。そんな彼が今年5月の木鶏会で綴った感想文を以下に紹介します。
▲平田さん
『致知』2025年5月号 特別講話「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。」を読んで感じたこと
これは株式会社ユーグレナ出雲代表が周囲からの下馬評を覆し、ミドリムシで世界を救った話です。
僕はこの記事を読んで、「僕は木鶏会でよんやくを救うことに決めました」を掲げることに決めました。本気です。残念ながら、木鶏会にはまだまだネガティブな意見が多いです。ただでさえ忙しいのに毎月課せられる強制読書、毎月第三火曜日が近づくにつれて聞こえてくるぺりぺりぺりとビニール袋を破る音は、もはやよんやくの風物詩です。
では何故そんな木鶏会がよんやくを救うことが出来るのか、ここからは少し記事の引用を交えてお話します。
実は木鶏会はMITアレックス・ベンランド教授が唱える「生き残る組織に共通する3つの特徴」というものを備えています。3つの特徴を紹介します。①コミュニケーションの量が多いこと②発言の機会が平等に与えられていること③普段接点のない人とのディスカッションの機会があること、です。
事実僕たちは木鶏会を通じて多少強引にではありますが、コミュニケーションの量を増やし、発言の機会と社内での新たな接点を得ています。僕はこの機会と接点が今よんやくにうっすらと漂う言葉に出来ない、何とも言えない閉塞感をスカッと打開してくれると考えています。
そういう意味で「僕は木鶏会でよんやくを救うことに決めました」を掲げることに決めました。ぜひ皆様奮って共感して下さい。
松下幸之助翁は「一人の目覚めは百人に及び、百人の目覚めは千人に及び、千人の目覚めは社会全体に及ぶ」と仰います。加賀山社長から平田さんに点った一燈が、今後さらに広がっていくことを願い、私も全力で木鶏会をサポートさせていただきます。
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