苦しい時こそ「言葉は力」——『致知』からいま届けたい14の名言

東京五輪が日本中を沸かせている一方、長引くコロナ禍に輪をかけて各地を猛暑や大雨が襲い、依然苦しい日々が続いています。これまで家族や友人と楽しい時間を過ごせていた8月もやはり例年通りには行きそうにありません。そんな中、1日に発刊した月刊『致知』2021年9月号の特集テーマは「言葉は力」。各界の第一人者・プロフェッショナルの皆さんに、それぞれの人生体験と、その中で糧にしてきた〝言葉〟の力について存分に語っていただきました。全国へのお届けに先駆け、日々の生活できっと心に活力を与えてくれる名言を本号からえりすぐって紹介します。

よい言葉が心の免疫力をつくる

●「人間に一番大事なのは心の力です。そして心を養ってくれるのが言葉ですよ。いい言葉を聞けば聞くほど、使えば使うほど、心が豊かになり、心の力が強くなる」(社会教育家・田中真澄)

●「人より上に行くには、もちろん努力も必要だけど、Whyがないとダメだと思うんです。伸びる人は常にWhyを考えている。そうして人知れず努力をしていますね」(元WBC世界ライト級チャンピオン・ガッツ石松)

●「世阿弥には『老後の初心忘るべからず』という言葉があります。年を重ねても、前に進もうと思ったら過去の自分を断ち切らないといけないということなんですね」(東洋思想家・境野勝悟)

●「師匠が私を褒めなかったのは、師匠が常に進歩していたからだと思います。褒めるというのは、自分がそこに留まっていることです」(下掛宝生流ワキ方能楽師・安田登)

●「すべてを持つことはできない。捨てるべきものは捨てる。そして自分の生き方は自分で決める。その覚悟できょうまで生きてきました」(字幕翻訳者・戸田奈津子)

●「生きていることそれ自体が素晴らしいこと。どんな状況でも必ず自分にはよいところがあることと信じ、希望を持って自分を肯定して生きていってほしいんです」(NPO法人蜘蛛の糸 理事長・佐藤久男)

●「子育ての期間は長いようで一瞬です。人生百年と言われる時代の僅か20年ほど。その短い期間に、本当に子供に掛けたい言葉を、伝えたい思いを届けてほしい」(マザーズスマイルアンバサダー協会代表理事・田崎由美)

●「実力伯仲の世界となると、最後の最後は周囲の人や神様から応援してもらえるような個人、チームでなければ勝利を掴めない」(天理大学ラグビー部監督・小松節夫)

●「ただ手をこまねいていたらチャンスは逃げていく。だから自らどう動き、どう道を開いていくかが大事」(玉寿司社長・中野里陽平)

●「『私たちはある国に住むのではない。ある国語に住むのだ。祖国とは国語である』というエミール・シオランの言葉の深い意味を我われは何度でも考えるべきです」(メディア報道研究政策センター理事・本間一誠)

●「どんなに落ち込んでいても明るい声で挨拶をすればやる気が出るのと同じで、身体を動かすからこそ心がついてくる。そして身心が一体になることで、よい仕事ができるのです」(アイリスオーヤマ会長・大山健太郎)

●「三宝(さんぽう)に帰依(きえ)するということは、『明るく、正しく、仲よく生きる』こと。今のような時こそ、『篤(あつ)く三宝を敬え』の聖徳太子の言葉を思い起こしたい」(臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺)

●「人の本当の美しさは、自分らしく生きる姿に表れる」(ヴィエリス社長兼CEO・佐伯真唯子)

●「たとえ意義が分からなかったとしても、日々やるべきことを誠実にコツコツ続けていると、後で振り返った時に『自分は世の中の役に立っていた』『自分の役割はこういうことだったのか』と思う時がきっと訪れるはずです」(国際コミュニオン学会名誉会長・鈴木秀子)


(本記事は月刊『致知』2021年9月号 特集「言葉は力」より一部抜粋・編集したものです)

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