天下で恐ろしいものを二人見た


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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.12.25


幕末日本にあって、
驚くべき先見の明で
近代日本の行くべき道を
指し示した人物がいました。

横井小楠と佐久間象山です。
二人の知られざる人物像について述べた
田口佳史さんの記事の一部を紹介します。

────────[今日の注目の人]───

☆ 横井小楠と佐久間象山に学ぶもの ☆

田口 佳史(東洋思想研究家)

※『致知』2017年1月号
※特集「青雲の志」P28

───────────────────

日本の近代化と、
維新後の国家構想を担うことを
期待された小楠と象山ですが、
二人とも天命を全うすることなく
志半ばで非業の死を遂げてしまいました。


小楠は禁じられていたキリスト教の
布教に関わっていると疑われ、
象山は天皇を蔑ろにする
不敬罪との言い掛かりをつけられ、
いずれも暗殺されてしまうのです。

二人の発想があまりにも
時代に先んじていたがゆえの悲劇でした。


勝海舟は

「おれは、今までに
 天下で恐ろしいものを二人見た。
 それは、横井小楠と
 西郷南洲(隆盛)とだ」

とその名を挙げ、

「その思想の高調子なことは、
 おれなどは、とてもはしごを
 掛けても、及ばぬと思ったことが
 しばしばあったヨ」

「もし横井の言を用ゆる人が
 世の中にあったら、
 それこそ由々しき大事だと思ったのサ」

と高く評価しています。


また、勝は当初、
妹の婿であった佐久間象山について、
あんな鼻持ちならないやつは
いないなどとも言っていましたが、
象山が亡くなった時の惜別の詩に
「象山先生」と特別な敬意を払っており、
象山をいかに高く
評価していたかが窺えます。


勝海舟ほどの一流人が
絶讃する小楠と象山は、
世界レベルの人材であった
といっても過言ではないでしょう。
 
私は、もし小楠と象山が
明治10年頃まで生きたとすれば……



※さて、小楠と象山が
 その後も生きていたら
 日本はどのように
 変わっていたでしょうか。
 そして、幕末史におけ
 る二人の知られざる足跡とは。

 続きは本誌をご覧ください。

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