あの元NHKアナウンサーの華麗な転身

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┃致知出版社の「人間力メルマガ」 2015.10.3 (Sat)┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「最もNHK人らしい人」と謳われた
元NHKアナウンサー宮田修さん
ご記憶の方も多いのではないでしょうか??


現在、宮田さんは千葉県内でなんと
32の神社の宮司をされています!

アナウンサーから宮司へと
華麗な転身を果たした宮田さん

神職の資格を取る勉強をとおして目覚めたという、
私たち日本人の伝統的な生き方
力強くお話しいただきました

 

―――――――――――――――――――


 「日本人の伝統的な生き方」
                  
        宮田 修(元NHKアナウンサー)
         

      

         
※『致知』2015年11月号

           連載「生命のメッセージ」より
        

―――――――――――――――――――
 

 

 



 

 

【宮田】
僕は講演を頼まれると、どんな演題であろうと、
絶対に伝えようとしていることがあって、
それは「日本人が命をどう考えているか」ということです。
僕らは戦後教育の中で、
自分の命というのは素晴らしいものであると同時に、
その命を花開かせることの大切さを教えられてきました。
それは表現を変えれば、
あなた自身の命はあなたのものであって、
親は親、子供は子供で、
それぞれが別人格だということです。
【村上】
いわゆる個人主義ですね。
【宮田】
ところが日本人は伝統的に
そういうことは考えていないんですね。
では、どういう考え方だったかというと、
「中今(なかいま)に生きる」という言葉があります。
どういうことかというと、
自分がいまここにいるのは両親がいるからで、
両親がいるのは祖父母がいるからで……、
というように先祖を遡っていくと
もう本当に無数の命があって、
それが途切れることなく
続いてきたからいまここに一つの命があると。
そして、この命は、大人になったら
伴侶を得て子供を授かる。
そしてその子供が成人すると孫が生まれる。
 
このように命というのは先祖から
子孫にリレーされていくもので、
そのリレーされていく「中の今」を
私たちは生きているんだと。
これが命についての日本人の伝統的な考え方なんですよ。
僕はこれを初めて聞いた時に、
もう本当にショックを受けましたね。
日本人はこんな素晴らしいことを考えてきたのかと。
【村上】
「中今に生きる」というのは、
僕も初めて聞きました。
【宮田】
私の母親は明治生まれなんですけど、
彼女がどういう生活をして、
どういう考え方をしていたかを思い出すと、
やっぱり「中今に生きる」生き方をしていたんですよ。
例えば……



他にも、NHKアナウンサー時代の
  プロフェッショナルを感じさせるお話
  日本人の生きる知恵など
  多彩な話題が展開される本連載。
  この続きは最新号(11月号)の
  P104~をご覧ください!



 

対談のお相手、村上先生も
    『致知』を推薦くださっています!


 

 

村上和雄 氏
筑波大学名誉教授

二十一世紀は日本人の出番が来ると思っているが、
そのためにも『致知』の役割が益々大切になると思っている。
『致知』の今後の活躍に心より期待している。



  最新号のテーマは
   「遠慮ー―遠きを慮る」
   

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