覚悟が定まった瞬間


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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.12.17


石川県金沢の小さな解体屋から
グローバル企業へと会社を
発展させた近藤典彦さん。

若き青年社長が経営者として
覚悟を定めた瞬間とは──。

────────[今日の注目の人]───

☆ 覚悟が定まった瞬間 ☆

近藤 典彦(会宝産業会長)

※『致知』2017年1月号【最新号】
※特集「青雲の志」P38

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その翌年、
初めて社員を雇ったんです。
年下の男性でした。

とても張り切って仕事を
してくれていたのですが、
ある日、私が事務所で
電話をしている時に、
作業場からドンという爆発音と
ともに火の手が上がりました。

彼が解体車のガソリンタンクを
バーナーで取り外していたところ、
ガソリンに引火してしまったんです。


私が事務所を飛び出て
作業場に向かうと、火だるまに
なった彼が「社長ー!」と
言いながら走ってきた。

私は彼を受け止め、
水たまりに転がして火を消し、
すぐに病院へ連れていきました。


──社員の方は助かったんですか。


幸い命に別状はなく、
彼は病室のベッドで

「社長、ごめんなさい。
 自分が余計なことをしたばっかりに……」

って謝っていましたが、
私がちゃんと教えなかったことに
責任があるのは明白です。

すぐ親御さんに
連絡しなきゃいけないのに、
何と言われるか怖くて、
なかなか電話できない。

勇気を出して連絡を取り、
お父さんが来られると
私はその場で土下座し、

「本当に申し訳ございませんでした。
 経営者として失格です。

 息子さんに怪我を負わせて
 しまった責任を取って、
 この仕事を辞めます」

と伝えました。


そうしたら…




※さて、近藤さんは、そのお父さんに
 どんな言葉を掛けられたのでしょうか。

 中古車を解体業として、
 世界80か国と取引をする
 グローバル企業に育てた
 近藤さんの原点とは。
 この続きは本誌で。

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