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日本の伝統建築に一生を捧げる
建築家・今里隆さん。

常に新しいものを創造することを
課せられた建築家にとって、
最も大切な資質について
語っていただきました。


────────[今日の注目の人]───

★ 創造の源は人間力 ★

今里 隆(建築家)
   ×
村上 和雄(筑波大学名誉教授)

※『致知』2016年7月号【最新号】
※連載「生命のメッセージ」

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6月13日

【村上】
建築家として
常に新しいものを創造する上で、
どんな力が必要だとお考えですか。


【今里】
想像する力というのは、
その人間の人間力に
関わってくると思いますね。

もっとも、それは特別な能力ではなく、
いろいろなことをやっていくうちに自然と
備わってくるものではないでしょうか。


建築家にとってお施主さんとの関係を
良好に保つことがもちろん大切ですが、
やはり頻繁に現場に
出掛けて棟梁をはじめ、
左官や建具の職人さんたちと
仲良くなることも大切なことの一つです。

そうすることで、
一人ひとりが持っているものを
上手に引き出すことができます。


職人というのは、

「これはよい建築になりそうだ」

というのは図面を見ただけで
瞬間的に分かるものです。


ただ、そうはいっても人間、
なるべく楽をしようと思うこともある。

だから、言葉は悪いかも
しれませんが彼らを乗せて、
その力を引き出しながら
最高のものに到達させる。


オーケストラでいえば、
私たち建築家の仕事というのは、
指揮者の役割を果たしていると思うのです。


そのためには建築に関する知識だけじゃなく、
美術や歴史など広い分野にわたる
勉強が必要であるし、お施主さんに信頼され、
職人さんたちがこの仕事は面白い、
やりがいがあると思ってもらえるような
人間力が要求されます。

人間との調和を図ることが、
よい建築を造り上げていく上で
とても重要なことですね。


【村上】
研究も一人ではできないので
チームを組んでやりますが……




※ただ伝統に縛られるのではなく、
 一つ先の時代に合わせて
 新しい日本建築を模索し続ける
 今里さんの話の続きは、
 本誌でお楽しみください!

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