商社マンから落語家へ


◇ あなたの人間力を高める ◇
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.11.10


テレビでお馴染みの
落語家・立川志の輔さんの
お弟子さんに立川志の春さん
とういう人がいます。

イエール大学から商社マンを経て
落語家になったという
異色の経歴の持ち主です。

志の春さんはなぜ
落語家を志したのでしょうか。

────────[今日の注目の人]───

☆ 世界中に落語を届けたい ☆

立川 志の春さん(落語家)

※『致知』2016年12月号【最新号】
※連載「致知随想」P89

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私が所属する立川流は
寄席には出られない。
代わりに

「喋るところは自分で開拓しろ」

という創設者・立川談志師匠の教えがある。

私は家元の教えに従い、
シンガポールやタイなども含め、
国内外で落語会を開催している。

そもそも落語を始めた起因は
大学時代にある。

高校を卒業し、
アメリカのイエール大学に進学。
意気揚々と渡米するも、
一週間後には意気消沈していた。


同級生の中には
ずば抜けて勉強ができるだけでなく、
運動神経は抜群で、
慈善活動にも取り組むような
多面的な才能を持った存在が何人もいた。

そればかりか、彼らの中には
日本の文化にも精通する者もいた。

ある日、友人の一人に


「黒澤映画で何が好き?」


と尋ねられ、答えに窮した。

この時ほど日本のことを何も知らないと
痛感させられたことはない。


以来

「日本が自慢できることは何だろう」

と自分に問い続けた。

三井物産に就職したのも、
日本で答えを探したかったからだ。
 
しかし帰国後も……




※志の春さんが
 師・志の輔さんに鍛えられながら
 成長していく様子は、
 『致知』12月号で紹介しています。

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