君が貴重な逸材かもしれない


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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.12.21


現代日本を代表する書家
星 弘道さん、72歳。

そんな星さんを導いた人生の師、
そして人生で最も大切なこととは──

────────[今日の注目の人]───

☆ 人生の師に学んだこと ☆

星 弘道(全日本書道連盟理事長)

※『致知』2017年1月号【最新号】
※特集「青雲の志」P48

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それから三人目の師は、
私に漢詩、漢文を教えてくださった
猪口篤志(あつし)先生。

この方はね、まるで『論語』の
世界に生きているような人で、
人格的に立派な人でした。

猪口先生も教えるということに
対してはすごい情熱を持っていらして、
教わろうという気のある生徒には
もう徹底して教えてくださった。

それから全然偉ぶらない。


──いまも心に残る猪口先生の
  教えなどはございますか。


猪口先生がある教育者の方の例を挙げて、
次のようなお話をしてくださったのは
いまでも印象に残っています。

ある日、その先生の講義には
一人の生徒しか来なかったと。

しかし、先生は

「今日の授業はやめにしよう」

ではなく、逆に一人の生徒のために
ものすごい情熱を持って講義をした。

そして、

「どうして一人のために、
 そこまでしてくださるのですか」

と質問した生徒に対して、
先生はこう答えた。

「たった一人でも、
 君が貴重な逸材かもしれない。
 だから一人でも手を抜いてはいかんだろう」

と。

猪口先生は、人を育てるとは
どういうことかを身をもって
教えてくださった気がしますね。


(略)


──師の教えを愚直に
  実践されてきたことで、
  目標や志を実現されてこられたのですね。


やはり、継続することが
物事を成就させるために
一番大事だと思いますよ。

私もぐっと燃え上がっては、
途端に冷めるというか、
性格的に飽きっぽいところがある。

その欠点が分かっていますから、
毎日何でもいいから
書くことを自らに強いてきました。


──何事にも通じる心構えですね。


ええ。でも、書っていうのは
これで極めた、これでもういい
っていう世界ではなくて、
おそらく一生、生涯現役で苦しむ
ようなものではないかと思っています。


例えば……



※一日も休むことなく書に
 向き合ってきたという星さん。
 その一途一心の歩みの
 続きは本誌でどうぞ!

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