シネコンを支える、あの企業



複数の作品を常に上映している
シネマコンプレックスは、
いまや私たちの生活に身近な存在です。


実はこのシネマコンプレックスを
陰で支えるのが、
牛尾治朗さんが会長を務めるウシオ電機。


驚くべき日本の技術について紹介された
対談記事を紹介します。


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◆ 絶えず視座を高めて道を開いてきた ◆

牛尾 治朗(ウシオ電機会長)

※『致知』2016年5月号【最新号】
※特集「視座を高める」


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【牛尾】 
最初は自分一人の視点で
戦略を練っていたのを、
自分の周りのブレーンの幅を
グローバルに広げていって、
重要な局面に差し掛かる度に
相談できる状況を
つくっていったんです。


もちろんすべてが
上手くいったわけではありませんが、
そうしてより的確な見通しを基に
戦略を立ててきたことで
当社の今日があるんです。


一つ上手くいった例をご紹介すると、
当社はクセノンランプという
太陽光線に近い映写機用の
光源をつくることに成功して、
その後、
米国の映写機メーカーを
買収したことで
映画を上映するシステムを
トータルに扱うメーカー
となりました。


光源メーカーである日本の当社と
映写機メーカーである米国の関係会社が、
まさにグローバルを分母にして
シナジー(相乗効果)を創出し、
フィルムを必要としない
デジタルシネマプロジェクターを
開発したのです。



現在展開されている
シネマコンプレックスでは、ほとんどが
このデジタルシネマプロジェクターを
導入していて、
私どもがかなりシェアを
持っているわけですよ。


このシネマコンプレックスというのは、
映画のスクリーンがいくつもあって、
複数の作品を常に
上映していましてね。


そこではモノクロのフランス映画から、
立体の3D映画や、
画像に合わせて座席が動く4D映画まで、
好きなものを選んで観られますし、
綺麗なロビーやスイートルームも
完備してあって、
事前に予約すれば
必ず座って観られるように
してあるんです。


【小林】 
それはすごいですね。


【牛尾】 
もう昔の映画館とは全然様相が
変わっているわけですが……



※対談はこの後、日本人と米国人の
 マネージメント力、発想力の違い
 など幅広く展開していきます。


 世界的に活躍を続ける
 日本の大企業経営者ならではの
 話の内容は、ぜひ誌面で
 お読みください。

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