ある担任の先生との出逢い「縁を生かす」


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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.9.14


幅広い世代に多くのファンを持つ
『心に響く小さな5つの物語』。

そこに収められた「縁を生かす」
について、本書の愛読者である
お二人が語る心に響く物語とは──。

────────[今日の注目の人]───

☆ ある担任の先生との出逢い ☆

皆藤 章(京都大学大学院教授)
  ×
今野 華都子(アイテラス社長)

※『致知』2016年10月号【最新号】
※特集「人生の要訣」P60

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【今野】
私は小さい頃から体
弱かったために、
友達と外で遊ぶことができず、
静かに本を読んで
いるのが好きな子でした。

そのため、なかなかクラスの
子たちとうまく交われずに
一人ぼっちでいることが
多かったんですよ。


そんな私にある日担任の先生が、

「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」

という言葉をくださいました。


まだ子供の私には難しい言葉でしたけど、

「おまえはな、燕や雀じゃないぞ。
 いまの生き方を大事にしなさい」って。

嬉しかったですね。



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そうか、いまは自分のことを
分かってもらえなくても
いいんだって思えましたから。

以来、それが自分の一生を
支える言葉になりました。
 
私は体が病弱で人よりも
体験できることが少ないから、
その分本をたくさん読むことで
様々な疑似体験をしていく。

そうやって登場する人物の
思いを汲み取ることで、
少しずつ自分を育てて
きたように思います。


ですからその頃から本を
読むのがかなり早くて、
一日に五冊とか毎日のように
読んでいました。

そんな私を見ていてくださった先生が、
いつも志を高く持って
生きていくんだぞ、
と教えてくださったのだ
と私は思っています。

【皆藤】
その担任の先生との縁を拠り所に、
今野さんもまた今日まで
歩んでこられたわけですね。
 
私は仕事を通じていろいろな
悩みを抱えた方と出会ってきましたが、
これも一つの縁なんですね。


ですからこの「縁を生かす」
を読ませていただくことで、
出会ったことの責任を
果たしていくとはどういうことか
と考えるようになりました。

いま、私が思うところは、
心理的にという意味ですけど、……



※『小さな5つの物語』を巡って
 縦横に語られるお二人の話の続きは、
 本誌(最新号)にてお楽しみください!



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   『致知』推薦の言葉
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『致知』には世代を超え、
様々な人物が登場する。

同世代はもとより、若い世代からも
実に多くを学べる忘年の書である。

『致知』を通じて私の忘年の
交わりはいまも続いている。

 ── 牛尾治朗氏(ウシオ電機会長)

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