会社で~社内木鶏会のご紹介~ 社内木鶏会で、我が社はこう変わった

  桂馬商店 代表取締役 村上博志 様

企業プロフィール

有限会社 桂馬商店
代表取締役 村上博志

事業内容/水産練製品製造販売
設 立/大正2年
本 社/広島県尾道市土堂1-9-3
社員数/23名(パート11名含む)

経営の悩みに答えてくれる『致知』は「社長の教科書」

東京で生まれ育った私が、妻の実家で老舗の蒲鉾(かまぼこ)屋である桂馬(けいま)商店(広島県尾道市)を継ぐことに決まったのは一九七五年、二十四歳の時でした。義父や先輩の姿から、昔ながらの蒲鉾づくりの製法や仕事の仕方を必死に盗み取る毎日を送り、創業八十周年を機に四十二歳で社長に就任。当初は未熟者ゆえに次の百周年を迎える前に、自分がこの会社を潰つぶしてしまうのではないかという不安に押し潰されそうでした。
そんな時に救いになったのが、同業の先輩経営者である清水さんから「帰りの電車で読んでみて」と渡された『致知』でした。社長として日々悩んでいた私は、一読して「『致知』に登場される方に比べれば自分の悩みなんてちっぽけだ」と心が楽になったのです。以来、「社長の教科書」として『致知』を愛読するようになり、社員にもその学びを伝えるようになったのでした。その後、致知出版社の会で偶然お会いした際、清水さんは「俺は見る目があった。『致知』は誰にでも勧めるわけじゃないんだよ」と言ってくださいました。
その清水さんは五十六歳の若さで突然亡くなられました。私は清水さんの期待に応えるためにも、『致知』を大事にしなくてはいけないとの思いを深めていきました。

感動大賞企業として恥ずかしくない会社に

そのような中で、転機となったのが2010年の「第一回社内木鶏全国大会」への参加でした。会場の熱気もさることながら、発表企業の社長と社員の思いが一体になったスピーチやエールに感動を覚え、同時に自分は経営者として何をやっているのだろうと愕然(がくぜん)としました。そして百周年を迎えるためにも、自分の力でよき社風づくりに取り組みたいと思い、『致知』をテキストにした社内木鶏会の導入を決断したのです。
当社では製造と販売の勤務時間が異なることもあり、最初は試行錯誤を重ねましたが、社内木鶏会の場で皆が同じ時間を共有し、『致知』に学ぶことで、次第に組織の風通しがよくなっていくのを実感。私自身も、社長としてこの勉強会を続けられないなら、百周年を迎えられるわけがないという強い信念がありました。
導入から七年目には、「第七回社内木鶏全国大会in東京」に出場する機会もいただきました。入社したばかりの娘婿(むこ)が中心となって社員全員でスピーチやエールの練習に取り組んだのですが、社内のベクトルが揃そろい、一体感が強まっていったように思います。そのことが伝わったのでしょうか、思い掛けず「感動大賞」を受賞することができました。
会場には東京の家族や友人にも来てもらい、全国大会後には十何年ぶりに社員旅行も行いました。全国大会を機に、皆に恩返しができて本当によかったという思いが込み上げてきました。併せて、尾道に戻ってからは、「いままで以上によい仕事をして、感動大賞受賞企業として恥ずかしくない会社にしよう」と、社長としての思いを社員に伝えました。
おかげさまで、当社は今年創業百六年を迎えます。当社の屋号は、将棋を好んだ初代の「桂馬のように控えめだが、存在感のある店でありたい」という思いから名づけられました。その桂馬の如く、化学調味料不使用・保存料無添加の伝統的な製法、職人魂を守り、昔ながらの本格蒲鉾を日本のみならず世界の人々にも届けていきたい。そのためにこれからも『致知』、社内木鶏会に学び、精進し続けていきたいと思います。


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