会社で~社内木鶏会のご紹介~ 社内木鶏会で、我が社はこう変わった

理事長・学院長 池田俊一

企業プロフィール

学校法人 石川学園
理事長・学院長 池田俊一

事業内容/横浜デザイン学院(専修学校)、杉之子幼稚園(幼稚園)
創立/1948年10月8日
本社/神奈川県横浜市
教職員数/120名

苦境打開の切り札として「社内木鶏」を導入

 「社内木鶏」を始めたのは七年前、当学園が大きな逆境にある時でした。
 当学園は昭和二十三年の創立以来、地元横浜で幼稚園とデザイン系の専門学校を運営してまいりました。近年の少子化で運営環境も厳しさを増す中、幼稚園部門では遊びを通じて学ぶ「遊遊一心」の教育理念が評価され、また専門学校部門では海外の留学生にも門戸を開き、国際色を前面に押し出し、多くの園児や生徒に学んでいただいています。
 しかしながら七年前に、当学園は関係者の不祥事により、突如逆境に陥ってしまったのです。信頼回復は容易なことではなく、教職員たちの士気も下降線を辿っていました。
 そうした中で思い至ったのが、「社内木鶏」の導入でした。
 私が『致知』と出合ったのは約三十年前、前職の商社マン時代でした。その頃から誌面で紹介される先人の教えに人生や仕事の指針を得ていましたが、『致知』の本当の価値を実感できるようになったのは、先代の後を継ぎ当学園理事長の重責を担うようになってからでした。
 当学園には若い先生が多く、「社内木鶏」を始めても、彼らが『致知』を受け入れてくれるか否か、当初は非常に不安でした。しかし、これまで交流の乏しかった幼稚園と専門学校の教職員が、コミュニケーションの機会を持ち、苦境を打開する一つの契機になればという思いから導入に踏み切りました。平成二十二年四月のことでした。

教育に携わる者の使命として

 当初は、「なぜこんな難しい本を読ませるのか」といった反発もありました。それでも我慢強く続けていくうちに、各々が世代や性別、立場の違いを越えてお互いの考えを分かち合い、理解を深め合える会の魅力に惹かれるようになりました。発表される感想文の質も回を追うごとに高まり、それに比例するように学園の士気も高まっていったのです。
 教職員の感想文をご紹介します。
「当初は『致知』の難解な内容に嫌悪感を抱く教職員もいましたが、いまでは教職員の感想文からたくさんの気づきをいただいています。幼稚園と専門学校の垣根を越えて、教職員同士の交流が深まり、お互いが同じ学園で働く仲間と意識するようになってきたことを実感しています」
 他にも「この職場で働いてよかった」「自分の国を誇れる子供たちの育成に努めたい」「学生時代から嫌だと思って避けてきた読書がいま頃好きになってきた」等々、前向きな感想が多数寄せられており、読むと思わず喜びがこみ上げてきます。
 私自身も、「社内木鶏」のおかげで美点凝視の大切さに目覚め、教職員を褒めて伸ばすことを意識するようになりました。
 近年は、国際交流をとおして人財を育てることが私たちの使命であると強く感じています。その上で、日本人の学生や教職員たちが留学生との相互理解を深めるためにも、相手の習慣や文化、歴史を知ることに加えて、自分の国について学ぶことも欠かせないと感じています。
 そこで私どもは、教育に携わる者の使命として、高等課程の授業に『致知』を教材にした「人間学」の授業を取り入れ、優れた歴史観や人間力を身につけた真の国際人を育てることにも力を注いでいます。この使命をしっかり果たすために、私どもは今後とも「社内木鶏」を通じて、一層の教育力の向上に努めてまいる所存です。


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