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本書のポイント

刊行に寄せて

名言は先に人生を歩いていた人たちが残してくれた人生の道標となるものです。
道に迷った時、道標があれば、私たちは迷うことなく、前進していくことができます。

本書に紹介した名言が皆様の人生行路を歩む上での一燈となり、
道標となればこれに優る喜びはありません。

月刊『致知』主幹 藤尾秀昭

■ 第一章 運命を創る

老驥、櫪に伏すも 魏の曹操
人間は行き詰まることは絶対にない 松下幸之助  
一歩一歩上がれば、何でもないぞ 鈴木大拙  
学問は倦ずおこたらずして、はげみつとむるぞ肝要 本居宣長  
復はそれ天地の心を見るか 『易経』  
金がないからできないという人は金があってもできない 小林一三  
窮達は命なり 『文選』  
おのれの持ち場を保つ ロバート・ブレア  
人間晩晴を貴ぶ 渋沢栄一  
修行においては、これまで成就ということはなし 『葉隠』

■ 第二章 心の工夫

長寿の秘訣 ジャンヌ・カルマン  
人間は一人で大きくなったのではない 松下幸之助 
忠勤を尽くして至善と思う者は忠信にあらず 二宮尊徳  
太陽が昇るから夜が明ける 東井義雄
新しき計画の成就はただ不屈不撓の一心にあり 中村天風  
本気になると 世界が変わってくる 坂村真民  
ただ今日成すべきことを熱心になせ 釈迦  
事を先にして得ることを後にする 『論語』  
人間の偉大さは天分を生涯かけて出し尽くすかどうかにある 森 信三  
自らの内に咲かせる心の花を楽しもう 平澤 興

■ 第三章 生涯学び続ける

五事を正す 中江藤樹  
どっちのあの人か? 相田みつを  
この環境の中から金メダルは生まれる 井村雅代  
一人一人がみんな高くなることだ 後藤静香
父は子どもの敬の的、母は愛の座 安岡正篤  
人は阿留辺畿夜宇和と云う七文字を持つべきなり 明恵上人  
人間の中には多くの人たちが重なり重なり生きている 松原泰道  
一心だに決定する 森 信三  
人の性は物に因りて遷る 欧陽 脩  
体の中に光を持とう 坂村真民

■ 第四章 二度とない人生をどう生きるか

夢を持て。希望を持て 平澤 興  
徳と毒はよくにている 常岡一郎 
能力を未来進行形でとらえる 稲盛和夫  
目標がその日その日を支配する 後藤静香  
五十六十鼻たれ小僧 作者不明  
恰好 『趙州録』  
至誠に至りては鬼神これが為に感じ 二宮尊徳  
しきしまの 大和の国は 言霊の助くる国ぞ 柿本人麻呂  
「これから」が「これまで」を決める 佐治晴夫  
文明の最高目的は人間人格の発展である アレキシス・カレル

■ 第五章 生き方の極意

切に思うことは必ず遂ぐるなり 道元  
運命は自分自身の心の姿である 常岡一郎  
但惜身命 不惜身命 安岡正篤  
死は、前よりしも来らず、かねて後に迫れり 兼好  
病中の趣味、嘗めざるべからず 『酔古堂剣掃』  
奮始怠終は修業の賊なり 呂 新吾『呻吟語』  
足下を掘れ、そこに泉あり ニーチェ  
ああ、そうだ、と気がついたその時がバースデイ 中村天風  
馴れるということは 三浦綾子  
一つ山を登れば、彼方にまた大きな山が控えている 中川一政

誌面イメージ

『生き方心得帖』の姉妹本

『人生心得帖』

弊社から毎年発刊している「致知手帳」には、
日々の行動指針となる箴言を添えた冊子「人生心得帖」が添えられています。

本書は二〇一四年から一七年までに編まれた、
その付録四年間分を書籍化したものです。
「逆境を越える」「いのちを燃やす」「こころを高める」「人生をひらく」の四章ら構成。
本誌編集長が感銘を受けた、古今東西の先達の言葉五十二篇が収録されています。

ゲーテの「制限の中において初めて名人はその腕を示す」や、
平澤興先生の「人生はにこにこ顔で生命がけ」など人生の達人たちが残した言葉は、
時代を越え心に深く迫ってくるものがあります。

人生行路でさまざまな出来事に出会い、
どう進むべきか迷った時、心得とする言葉があれば、
力を得て新たな一歩を踏み出すことができるでしょう。 

本書を繰り返し繙き、日々の指針としていただけることを願っています。

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