2024年11月開講 田口佳史塾のご案内
「陽明学に学ぶ人間学」(全5講)
覚醒の学から人間の本道とは何かを学ぶ
近年多発する政財界のリーダーによる不祥事を見るにつけ痛感するのが 「日本人は劣化したか」という残念な指摘です。
国家の退廃は国民の「人間としての自覚の後退」から生ずるといわれることを思えば、先ずは自らの精神の点検の為にも「人間としての在るべき様」を学び直す必要があるのではないか。
その為には思想家にして軍略家、一級の武将であった王陽明が、命を賭して説いた「人間の本道」を学ぶのが最良と思い、いま一度「陽明学(伝習録)」を今日的に読んでみよう、そして同じ志の皆さんと共に学びたいとの願いを持ちました。
ぜひ参加下さることをお願い申し上げます。
田口 佳史
詳細情報
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講座日程
令和6(2024)年11月~令和7(2025)年3月
【第1講】 11 月27日(水)
【第2講】 12 月19日(木)
【第3講】 1月28日(火)
【第4講】 2月26日(水)
【第5講】 3月26日(水)
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時間
14時00分 ~ 17時00分(休憩有)
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受講料
1名様・19万8,000円(税込)
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講座形式
会場・オンライン同時開催
会場:KKRホテル東京
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定員
40名(会場参加者)
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会場
KKRホテル東京(東京共済会館)
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-4-1
各講のテーマ
第1講 王陽明の人と思想を知る
その一生を追い、自己の思想の確立に至る変遷を見る。「心即理」「知行合一」「知良致」などの真意を把握することや、朱子学との対比を通して、まず陽明学の特長とするところを承知する。
第2講 「抜本塞源論」を読む
伝習録の一部でありながら、その「良知の学」の真髄を最も表している論文として名高い名文を読み、陽明の主張の今日性を知る。
第3講 「伝習録下巻」を読む【その1】
「良知の学」を確立した後の弟子門人との問答こそが、その思想の真髄が明確に主張されていることから、「伝習録」は下巻から読めといわれている。その要点を読む。
第4講 「伝習録下巻」を読む【その2】
真に陽明の思想の核に何があり、それがどの様に表現され、更にそれが現実の社会生活にどの様に活かされるのか。その要点を読む。
第5講 「伝習録上巻」を読む
上巻は陽明の比較的初期の思想が語られていることから、これを知ることにより、陽明の思想がどの様に発展確立したのかを知ることが出来る。しかもそれは「陽明の学」の根本を知ることにもなる。