2024年11月開講 田口佳史塾のご案内
「陽明学に学ぶ人間学」(全5講)

覚醒の学から人間の本道とは何かを学ぶ

近年多発する政財界のリーダーによる不祥事を見るにつけ痛感するのが 「日本人は劣化したか」という残念な指摘です。

国家の退廃は国民の「人間としての自覚の後退」から生ずるといわれることを思えば、先ずは自らの精神の点検の為にも「人間としての在るべき様」を学び直す必要があるのではないか。

その為には思想家にして軍略家、一級の武将であった王陽明が、命を賭して説いた「人間の本道」を学ぶのが最良と思い、いま一度「陽明学(伝習録)」を今日的に読んでみよう、そして同じ志の皆さんと共に学びたいとの願いを持ちました。

ぜひ参加下さることをお願い申し上げます。

田口 佳史



詳細情報

各講のテーマ


第1講 王陽明の人と思想を知る

その一生を追い、自己の思想の確立に至る変遷を見る。「心即理」「知行合一」「知良致」などの真意を把握することや、朱子学との対比を通して、まず陽明学の特長とするところを承知する。


第2講 「抜本塞源論」を読む

伝習録の一部でありながら、その「良知の学」の真髄を最も表している論文として名高い名文を読み、陽明の主張の今日性を知る。


第3講 「伝習録下巻」を読む【その1】

「良知の学」を確立した後の弟子門人との問答こそが、その思想の真髄が明確に主張されていることから、「伝習録」は下巻から読めといわれている。その要点を読む。


第4講 「伝習録下巻」を読む【その2】

真に陽明の思想の核に何があり、それがどの様に表現され、更にそれが現実の社会生活にどの様に活かされるのか。その要点を読む。


第5講 「伝習録上巻」を読む

上巻は陽明の比較的初期の思想が語られていることから、これを知ることにより、陽明の思想がどの様に発展確立したのかを知ることが出来る。しかもそれは「陽明の学」の根本を知ることにもなる。



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