『孟子』とは、強い自分、揺るがない自分を
つくるための最強の教科書

儒教の経書の中で特に重要とされる「四書五経」における
四書の一つである『孟子』は、全7編から成ります。


人は人として、どうあるべきか。


そのために学ぶべきは、「人間いかなるものか」という人間理解に尽きます。

『孟子』には、その人間理解を助けるためのヒントが鏤められており、
その学びの積み重ねと実践が、「人間に精通する」ための道となります。

そして、「人間に精通する」ことに至った時、
揺らぐことのない自分を創り上げるとともに、
人を動かす上で欠かせないリーダーシップを身につけることができます。

これが、『孟子』とは「強い自分、揺らぐことのない自分をつくるための最強の教科書」であると、講師・田口佳史先生が最も強調される理由です。


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詳細情報

本講義を通じて学べること
180分×5講義=900分で『孟子』のエッセンスを習得

・四書の一つ『孟子』全7編を俯瞰的に学べる

・孟子の説く「性善説」の本質を学べる

・「人間通」になるためのヒントを学べる

・リーダーシップ論の「本質」を学べる

講師紹介

田口 佳史

たぐち・よしふみ――昭和17年東京都生まれ。新進の記録映画監督としてバンコク市郊外で撮影中、水牛2頭に襲われ瀕死の重傷を負う。生死の狭間で『老子』と運命的に出会い、東洋思想研究に転身。「東洋思想」を基盤とする経営思想体系「タオ・マネジメント」を構築・実践し、1万人超の企業経営者や政治家らを育て上げてきた。主な著書(致知出版社刊)に『「大学」に学ぶ人間学』『「書経」講義録』他多数。最新刊に『「中庸」講義録』。

各講の講義内容


第1講 人間の根本

『孟子』は全7編から成り立っていますが、なんと最も最後の「尽心篇」にこそ、孟子が最も主張したい人間の根本が説かれています。天と人間との関係、天から命じられた人間ならではの役割、天が人間に付託したものは何かなどを明確にします。


第2講 人間の基本

孟子は「性善説」をもって歴史に名をとどめています。その孟子の説く性善説とは何か。何に基づいて主張されているのか。孟子はその根源を「忍びざるの心」に求めます。忍びざるの心から出された四徳「仁義礼智」の前提、「四端」とは何かを学びます。


第3講 行動の基準

人間の根本と基本を学んだところで、それらを踏まえて実践行動論へと入ります。仕事のやり方、他人との接し方、日々の暮らしのあり方など、日常の生活における意思決定や行動の基準を学びます。


第4講 自己鍛錬とは何か

孟子は、儒家の思想を日々の暮らしの中に絞り込み、正義と道理に従って、堂々と生きることを説きました。自分の内部に存在する善き心を見失うことなく、大切に養い育て、成長させていくことができると考えたのです。その自己鍛錬とは何かを学びます。


第5講 リーダーシップの根源

人間は成長し年齢を経ると、必然的に人間集団をリードする力量が求められます。更にメンバーから親愛される人格の在り方が必須となります。人間的成長の末に求められるリーダーシップの根源とは何かを知ることこそが必要なのです。



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【講師からのメッセージ】
-より良い人間になることが、人間の本願である
その為には人間の基本とは何かをよく知らねばならない-

いま改めて儒家思想が見直されています。

人間が人間としての在り方をしっかりと見定めて、人間としての役割を果すことを要求されればされるほど、熟知するべきは「人間の基本」です。これを知る必須の教えが儒家思想なのです。その筆頭が『孟子』です。

人間とはどの様な根本を保有し、基本とすべきは何かを知ることなしに、この不確実性の、一寸先は闇といわれ何が起きるか判然としない時代を生きることはできません。

そうした時こそ必須になるのが「精神基盤の強化」です。

揺るがない、崩れない自分をつくるためには、何しろ「人間に精通する」ことしかありません。

孔子が去ってから100年、後継者として登場し、儒家を確立し戦国時代という乱世の生き方を説いた『孟子』こそいまわれわれが最も学ぶべき最強の教科書といえます。


この機会に心身ともに強い自分をつくる要点を学んでいただきます。



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