村上和雄先生の没後5周年の節目に、2刊連続刊行

2021年4月13日、85歳で天寿を全うされた、筑波大学名誉教授・村上和雄さん。弊誌『致知』では幾度もご登場いただき、人気連載「生命科学者からのメッセージ」をご寄稿いただくなど、多大なるご恩顧を賜りました。
先生の没後5周年の節目にあたる本年、2006年に刊行された『スイッチ・オンの生き方』の新装版と、連載「生命科学者からのメッセージ」を書籍化した、『遺伝子工学の世界的権威がたどり着いた 人を幸せにする遺伝子の法則』の2作を続けて刊行いたします。

3月30日発売 『スイッチ・オンの生き方【新装版】』

「この本は、いわば私の50年の遺伝子研究の総決算書であり、また新たな挑戦への決意書ともいえます」
これは、遺伝子研究の大家の故・村上和雄氏が本書に懸けた思いです。人には実に98%もの眠ったままの遺伝子が存在するといいます。では、その遺伝子たちを、目覚めさせることはできるのでしょうか。
本書では、「スイッチ・オンの生き方」につながる心の持ち方や感動の持つ力、ギブ・アンド・ギブの生き方などを紹介。村上氏の長年にわたる研究活動から得た、活きたエッセンスの数々がコンパクトにまとめられています。
遺伝子が目覚めれば、人生が変わる――
人間の持つ無限の可能性に触れることで、この世に生を受けたことへの感謝と感動の念とともに、前向きに生きる勇気が湧いてきます。
2006年に刊行された本書が、村上先生の没後5周年の節目に新装版として蘇ります。

刊行に寄せて

本書には、私が生命科学の現場で五十年以上研究に従事して知ったこと、感じたことを、大人だけでなく子どもたちにも読んでもらいたいと思って、簡潔にまとめてあります。いわば私の五十年の遺伝子研究の総決算書であり、また新たな挑戦への決意書ともいえます。この本が少しでも今後の皆さんの生き方の参考になればと願っています。

――「はじめに」より

* 目次 *

第一章 遺伝子はすごい!

1 六十の生命
2 生命の群れ
3 科学の原理を超えるもの
4 遺伝子は生命の源 
5 遺伝子は生き物の設計図
6 休みなく働く遺伝子
7 大百科事典三千二百冊分の遺伝情報
8 米粒六十億分の一の極小スペース
9 猿と人間の遺伝子はほとんど同じ
10 ヒトの能力は九九・五%同じ
11 ヒト、ウニ、イネの遺伝子数
12 すべて同じ遺伝情報
13 染色体
14 二重らせん
15 人間も大腸菌もDNAは二重らせん
16 ゲノム
17 遺伝子の暗号
18 全細胞に三十二億の暗号
19 生き物の基本構造は皆同じ
20 受け継がれる生命
21 同じ文字、同じ辞書
22 遺伝子暗号の解読
23 生命のもとは一つ

第二章 遺伝子の働き

1 細胞分裂のルール
2 両親からもらった設計
3 生成のプログラム
4 自然治癒力と遺伝子
5 豚肉を食べても豚にはならない
6 情報を持ったモノ
7 病気と遺伝子
8 発病の原理
9 遺伝宿命論のあやまり
10 遺伝子のブラックボックス
11 九八%の潜在能力
12 オフの部分
13 奇跡の人
14 火事場の馬鹿力
15 遺伝子のスイッチ
16 オン・オフの基準
17 人間の無限の可能性
18 能力の差を生むもの
19 遺伝子はコントロールできる

第三章 生命の不思議

1 生まれた生命は皆エリート
2 三十八億年の進化のドラマ
3 魚から人間へ、変化する胎児
4 赤ちゃんは三十八億歳
5 偉大なる生命
6 科学で生命はつくれない
7 七十兆分の一の生命
8 偏差値で優劣は測れない
9 クローン人間
10 欲望と倫理
11 地球の元素でできた身体
12 我らは皆、宇宙の子
13 生命の材料の引き継ぎ
14 唯我独尊
15 肉体は借り物
16 誰が生命の設計図を描いたのか
17 大海の中の砂の一粒
18 サムシング・グレート
19 遺伝子を操るもの
20 ただごとではない出来事
21 DNAは大自然の書いたバイブル
22 生かされている生命
23 ある宇宙飛行士の実感
24 サムシング・グレートの神業
25 生き物を生かす不思議な力
26 生命のありがたさ
27 かけがえのない生命

第四章 スイッチ・オンの生き方

1 遺伝子は環境で変化する
2 ストレスとオン・オフ
3 遺伝子オンで生きる子ども
4 心の働きと遺伝子の変化
5 オン・オフにかかわる環境因子
6 人間の可能性を妨げる六つの要因
7 伸びる人の三つの条件
8 よい遺伝子を目覚めさせる
9 常に前向きに見る、考える
10 先のことを心配しない
11 なんでも一所懸命
12 ポジティブな思い、陽気な心
13 病気も落第もありがたい
14 「ダメ」を封印する
15 心の持ち方が遺伝子を変える
16 試練を糧とする
17 エゴの殻を破る
18 ハングリー精神
19 陽性のストレスと陰性のストレス
20 ストレスはありがたいもの
21 「守り」ではなく「攻め」の姿勢で
22 大切なのは「思い込み」 
23 初志貫徹と臨機応変
24 チャンスのとらえ方
25 自分を信じる
26 環境を変えてみる
27 運命の出会いをもたらすもの
28 心境の変化が遺伝子をオンにする
29 出会いを大切にする
30 類は友を呼ぶ
31 一流に交わる
32 まずはやってみる
33 どこまでもやり続ける
34 感動がよい遺伝子を活性化する
35 感動で身体は変化する
36 感動の涙はサムシング・グレートのご褒美
37 幸福感と遺伝子
38 ギブ・アンド・ギブの生き方
39 見えない貯金
40 「人のため」に努力する
41 ほがらかに暮らす
42 遺伝子オンの伝染
43 笑いと血糖値の相関関係
44 説明できないものを信じる力
45 見えない力の導き
46 母と娘に起こった奇跡
47 明るい・前向き・笑顔
48 喜びを共有する
49 親を喜ばす
50 サムシング・グレートの意思に沿って生きる

第五章 人間の使命

1 人間の幸福
2 サムシング・グレートの思い
3 理性の意味
4 間違った生き方
5 人間にしかできないこと
6 与えられた役割を果たす
7 イキイキと生きる
8 自分の金メダルを目指す
9 成長し続ける人生

おわりに──イチローに学ぶ能力開花の方法

プロフィール

村上和雄 ―― むらかみ・かずお
昭和11年奈良県生まれ。38年京都大学大学院博士課程修了。53年筑波大学教授。平成8年日本学士院賞受賞。11年より現職。23年瑞宝中綬章受章。著書に『スイッチ・オンの生き方』『人を幸せにする魂と遺伝子の法則』『君のやる気スイッチをONにする遺伝子の話』『〈DVD〉スイッチ・オンの生き方』『〈CD〉遺伝子オンの生き方』(いずれも致知出版社)など多数。令和3年4月逝去。

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