

創刊8、9年目頃から、急カーブを描いて『致知』の部数は伸びていきましたが、 最大の試練は、創刊14年目を迎えた1991年に訪れます。
ある大きな出来事をきっかけに、『致知』の部数は激減。『致知』にとって初めての大きな逆境でした。 そんな時、森信三先生は、次のような言葉をかけて励ましてくださいました。
「人間は逆境に遭うと、それが10年も続くと思う。しかし、逆境というのはせいぜい3年だ。 その間じたばたせず、脇目なんか振らず、すたすたと自分の信念する道だけを歩いていきなさい。」
さらに続けて、
『致知』の読者が10万人になったら日本は変わる——。
この言葉が私どもの大きな心願となりました。
おかげさまで、『致知』創刊35周年を迎えた2013年、『致知』の読者数は、念願だった10万人を突破しました。
—『致知』の読者が10万人になったら日本が変わる—(森信三)
今その『致知』の読者は11万人に達し
各界で多くの人物が森信三先生の訓えを
仕事・人生に生かし、活躍されています。

森信三が目指した世界
「実践人の家」常務理事・森迪彦
月刊『致知』2022年4月号 特集「山上山また山」
人生は山あり谷あり、そういうものとして様々な出来事、逆境や試練に向き合い生きていく。これからも、その思いで父の目指した世界をまた自分も目指し、力の限り父の教えを多くの方に伝え続け、よりよい世の中に貢献していきたい。それが父の没後30年を迎えた今の私の心からの願いです。

〝魂〟を激しく揺り動かした森信三の教え
SBIホールディングス社長・北尾吉孝
月刊『致知』2018年4月号 特集「本気 本腰 本物」
森先生は『修身教授録』の中で、伝記は3度読めと言っているところがあるでしょう。1度目は12、3歳~17、8歳の立志の時期。2度目はまさしく40歳前後。そして最後に60歳くらいでもう一度と。『論語』もそうですが、伝記と同じように『修身教授録』も、まっさらな心で読んでも感動する。そして経験、体験、知識が揃って初めて分かる味わいもある。だから繰り返し読みたくなるのです。僕も最初に買ったやつがぼろぼろになってしまったので、いま手元にあるのは2冊目なんです。それでまた、この本は目次がいいんですね。最近は全部を通しで読むよりも、何かの折に目次を開いて、あっと思った章を読んでいます。誰が読んでも、いくつになって読んでも素晴らしいものであり続ける、不思議な本ですよ。

グロービス社員の必読書『修身教授録』
グロービス経営大学院学長・堀義人
月刊『致知』2016年7月号
グロービス社員の必読書になっている本の一つが、森信三さんの『修身教授録』です。
この本は、教育者としてどうあるべきかという心構えや考え方が至る所に鏤められており、僕自身、『致知』で知ったのか、誰かに薦められたのか定かではありませんが、いずれにしても非常に感動し、何度も読み返しています。
『修身教授録』の中で好きな言葉をいくつか挙げてみたいと思いますが、中でも強く影響を受けたのは「最善観」という考え方でした。

森信三先生の「不動の心」と「平静な心の熱さ」
伊藤忠経済研究所長・三輪裕範
月刊『致知』2011年10月号 特集「人物を創る」
実際の授業をそのまま収録したような本は最近もたくさん出ていますが、『修身教授録』がそれらと違うのは、何か凄く臨場感や熱気を覚えるところですね。
森信三先生という人は、何ものにも惑わされることのない、不動の心をもたれた方ではなかったかと・・・もう一つは、森先生の「平静な心の熱さ」というんでしょうか。生徒たち一人ひとりが、どうかこれから素晴らしい人生を歩んでいってほしいという溢れんばかりの願いが、ここには込められているように思うんです。

優しく、かつ厳しく、そして深くものを考えておられた森信三先生
小宮コンサルタンツ社長・小宮一慶
月刊『致知』2011年10月号 特集「人物を創る」
森先生は教える側の心得として「人を教えようとするよりも、まず自ら学ばねばならぬ」と言われていますが、まさにそのとおりだと思います。私もお教えする立場ですが、やっぱり自分自身が常に高まっていかないと、人にものを教えることなどできません。
また、読書は「心の食物」であると、実にうまい表現をしておられます。食事を欠けば肉体を養えないのと同じように、思索をする人にとって読書以上に優れた養分はないと。
月刊『致知』最新号のご案内
【特集】敬、怠に勝てば吉(きつ)なり
■対談/いかにして勝利の女神は微笑むか
井村雅代(井村アーティスティックスイミングクラブ代表理事)
&
乾 友紀子(世界水泳選手権2023福岡アーティスティックスイミング女子ソロ金メダリスト)
■トップインタビュー/海軍兵学校歴代校長に学ぶリーダーの条件
真殿知彦(海将・海上幕僚副長)
■エッセイ/稀代の外交家・小村寿太郎が教える日本の生き筋
岡田幹彦(日本政策研究センター主任研究員)
■エッセイ/運命を切り拓く力をどう養うか――高田好胤和上に育てていただいた心
大谷徹奘(法相宗大本山薬師寺 執事長)
■インタビュー/お天道様は見てござる
木村光伯(木村屋聰本店社長)
■インタビュー/私はなぜリングに上がり続けるのか
葉月さな(女子プロボクサー)
■インタビュー/運命を背負い、最高の人生を模索する
阿部憲史(阿部クリニック院長)
■対談/チームづくりの要諦は人間学にあり
森林貴彦(慶應義塾高等学校野球部監督)
&
佐藤芳子(金蘭会中学校バレーボール部監督)
■対談/『実語教』『童子教』に学ぶ日本人の勤勉精神を育んだもの
數土文夫(JFEホールディングス名誉顧問)
&
齋藤 孝(明治大学文学部教授)
■私の座右銘/日日是好日
腹巻 知(ノーリツ社長)
■第一線で活躍する女性/誰もが愛されていると感じて旅立てる社会をつくる
柴田久美子(日本看取り士会会長)
■20代をどう生きるか/歩々是道場
佐々木則夫(日本サッカー協会女子委員長)
ほか、人気連載多数!
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お客様から届いた『致知』への喜びの声
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『致知』は人生のバイブルです
『致知』は人生のバイブルです。生きる知恵、喜び、推進力となる言葉のエッセンスが凝縮されている本です。毎月とても楽しみです。 (東京都・林晃太郎様より)
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『致知』だけは飽きません
大抵の本は飽きがくるんですが、『致知』だけは飽きません。人の心は耕しても耕しても尽きることはないんですね。汲めども尽きぬ母の愛にも似ている気がします。(熊本県・黒木充子様より)
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もっと早くから購読しておけば…
類いまれな書物だと感じています。もっと早くから購読しておけば、素晴らしい人生が過ごせたと感じるばかりです。 (神奈川県・木下洋一郎様より)
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毎月読むたびに父の教えがここにある
私が大好きな尊敬する父から紹介してもらった『致知』。父はもう逝ってしまいましたが、毎月読むたびに父の教えがここにある気がします。 (岐阜県・寺田志貴様より)