『齋藤孝のこくご教科書 小学1年生』とは……?

「一番大切な小学1年生の時期に、最高の日本語と出合ってほしい――」
そのコンセプトのもと、国語教育の第一人者である齋藤孝先生が考えた“理想の小学国語教科書”
読解力・語彙力・考える力を高め、子どもたちの心を深く耕してくれる珠玉のテキストです。

「現在の小学校1年生の国語教科書は、子どもに与えるべき十分な内容になっていない」と憂慮する著者が、
子どもたちの国語力の土台を大きくすることを目指して制作した“理想の国語教科書”。

『走れメロス』『星の王子さま』などの小説や、芭蕉・一茶の俳句、百人一首、『論語』『枕草子』、
四字熟語・諺の語彙力アップトレーニングなど、子どもたちの国語力と人間力アップに役立つテキストを厳選

上の学年で習う漢字もそのまま用い、読み仮名を振る。
音読を奨励し、読了タイムの目標や記入欄を設けるなど、30年以上に及ぶ教育メソッドが注ぎ込まれています。

「質の高い国語を与えていくことは、大人の責務である」と著者。
小学1年生はもちろん、就学前や小学3年生くらいまでのお子様にもぜひおすすめの一冊。


マンガで分かる!本書の魅力


お母さんたちから感想続々!

◆はじめに見たときは、ちょっと子どもには難しいのではないかと感じたのですが、
実際に息子と読んでみると、普段触れている絵本や児童書とは違う雰囲気の
文章を新鮮に感じたようでした。

特にことわざのページが気に入ったようで、あっという間に覚えてしまいました。
意味も書いてあるので、私も勉強になり親子で楽しめました。
(38歳・女性・神奈川県)

【お子様の感想】
ことわざのところがたのしいです。(5歳 男児)


「ここがポイント!」という齋藤先生の解釈があるので、大人も勉強になるし、
子どもにも教えやすくてよかったです。
「にほんごであそぼ」を作っている先生が書いた本というのは魅力的。

五十音の音読とか、ことわざの穴埋めとか、
小1の次男が張り切ってやっていました。
音読でタイムを測るのは楽しいです。

論語や俳句まで幅広く載っているし、読書感想文の書き方のコツや、
話がうまくなるコツなど、齋藤先生のコラムは実用的で役に立ちました。
(36歳・女性・大阪府)


◆国語の力が大事だとはよく聞きますが、本屋にいろいろなドリルや参考書が溢れるなかで、
いったいどのくらいのレベルのものを、どう与えたらいいのか迷っていました。

小学3年生でも充分読みごたえがあり、下の4歳の子にも詩など読んであげると
挿し絵を指差しながら喜んで聞いています。
親子で長く楽しめる一冊だと思います。
(9歳と4歳の母・神奈川県)


年長さんもスラスラ! 驚きの効果

『齋藤孝のこくご教科書 小学1年生』の巻頭にある「学問のすすめ」を音読する、幼稚園年長のあんじゅ君。
はじめは4分以上かかっていた音読が、数日後、なんと1分台に!


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本書のポイント


この本で身につく10の力

【1】読解力が身につく

国語教育の第一人者・齋藤孝先生による作品ごとのポイント解説。作品の主題を読み取る力が養われます。

【2】考える力が身につく

「考えてみよう!」という設問の答えを子ども自身が考えてみることで、思考力が養われます。

【3】語彙力が身につく

故事成語、ことわざ、四字熟語を計112個収録。上級生も顔負けの豊富な語彙力が養われます。

【4】漢字力が身につく

1年生で習う漢字のマスターはもちろん、上の学年で習う漢字もそのまま用い、すべての読み仮名を音読することで漢字力が養われます。

【5】文章力が身につく

NHK Eテレ『にほんごであそぼ』の総合指導を務める齋藤先生が選りすぐった名文たち。
繰り返し声に出して読むことで、よい文章のリズムが養われます。

【6】豊かな感性が身につく

多くの人の心を支え、なぐさめてきた名詩や、松尾芭蕉、小林一茶の俳句。
心の琴線に触れる表現に、子どもたちの豊かな感性が養われます。

【7】教養が身につく

『論語』『枕草子』『平家物語』など、暗唱しているうちに身につく古典の名文。
早い時期に読むことで、教養の素地が養われます。

【8】集中力が身につく

「音読は速く行うほうとより効果が高い」と脳科学でもいわれています。
目標の読了タイムを意識し、チャレンジすることで、集中力が養われます。

【9】生きる力が身につく

多くの人々に勇気と希望を与えてきた文学作品。
学校生活で困った時、人生で道に迷った時……、力強く歩み出せる力が養われます。

【10】人間理解力が身につく

すぐれた文学作品は、人間を理解するための最高のテキストです。

これからのAI時代にこそ必要な
「国語力」と「人間力」が身につくように作られた
理想の国語教科書です。


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保護者の皆様へ

最高の日本語を子どもたちに与えたい
いまの子どもたちは、学校の国語教科書に書かれていることよりも、もっとレベルの高い国語を望んでいます。子どもたちに教えていると、「もっとできる」「もっとできる」と言うのです。彼らは情報化社会に生きていますから、非常に吸収力が高いのが特徴です。膨大な情報に接している子どもたちには、いまの学校の教科書だけでは物足りないのです。国語の教科書も、もっと進化していっていいと私は考えています。

この「こくご教科書 小学1年生」は、そういう、もっと高いレベルに子どもたちの能力を伸ばしていくためのテキストです。
日本語のレベルというものは、小学校一年から伸ばしていく必要があります。小学校一年生の時期が、一番大切なのです。小学校一年生で何と出会うのか。そのときに本物の日本語、レベルの高い日本語を学ぶことが大切なのです。ぜひ最高の日本語を子供に与えてあげてください。最高のものには、子どもの心を惹きつける力があります。

このテキストには、そんな最高レベルの日本語ばかりを集めてあります。学校の教科書にプラスして、このテキストもぜひもう一つの教科書として使ってみてください。

親子で楽しみながら学んでほしい
皆さんがテキストに目を通すと、一見、難しいと感じるかもしれません。しかし、江戸時代には子どもが漢文を読むのは当たり前でした。ですから不安を感じる必要は全くありません。

書くのは漢字配当表にあるものだけでいいかもしれませんが、ふり仮名をつければ難しい漢字でも読むことはできます。また、漢字で書いてあるほうがかえってわかりやすい場合もあります。ですから、この本では総ルビにして、上の学年で学ぶような漢字も読みだけはできるようにしてあります。

今後、世界は本格的なAI(人工知能)時代に突入していきますが、その時に最も大事な能力の一つは「読解力」だといわれています。文章を読み、正しく理解する力。この力がないと、これからの社会を生きる上で苦労をしてしまうことになるでしょう。そして読解力の根本となるのは「語彙力」です。つまり、どれだけ多くの言葉を知っているか。漢字をしっかり読めるか。それが問われるのです。早いに越したことはありません。

多少難しく感じても、親が一緒に取り組むことで、楽しみながら、勢いで乗り切ってみてください。勢いというのは大事です。小学校一年生のときに言葉というものが好きになれば、国語について一生苦労することがありません。ここは勝負どころです。親も一緒に勉強するという気持ちでやってみてください

子どもが読むのを嫌がったときには、一緒に読むとか、一行ずつ、あるいは一文ずつ、交替に読むというふうにしてください。小学校一年生ですから、最初からすらすらとはなかなか読めないと思います。ですから、基本は親がまず一文を読んで、それを子どもが繰り返す復唱方式でやっていくといいでしょう。それを続けるうちに必ず、すらすら読めるようになります

親が自転車の補助輪の働きをして、子どもがやる気になるような形で、助けてあげながら一緒に学んでみてください。そして、子どもたちに日本語の素晴らしさ、面白さをぜひ教えてあげてください。

目次

この本で身につく10の力
この本のよみかた
五十音/ひらがな・カタカナの成り立ち
「学問のすすめ」 福沢諭吉
◆感性を磨こう!【詩】
「私と小鳥と鈴と」 金子みすゞ
「大漁」 金子みすゞ  
「たんぽぽ」 川崎洋
「雨ニモ負ケズ」 宮沢賢治
「風景 純銀もざいく」 山村暮鳥
「土」 三好達治
「雪」 三好達治
「サーカス」 中原中也
「少年に与う」 高村光太郎
「心のスイッチ」 東井義雄
「二度とない人生だから」 坂村真民
「草に すわる」 八木重吉
「薔薇二曲」 北原白秋
◆考える力をつけよう!【小説・童話】
「よだかの星」 宮沢賢治
「くもの糸」 芥川龍之介
「坊っちゃん」 夏目漱石
「走れメロス」 太宰治
「ごん狐」 新美南吉
「ロミオとジュリエット」 シェイクスピア/坪内逍遙・訳
「星の王子さま」 サン=テグジュペリ/内藤濯・訳
◆日本の文化に触れよう!【俳句・短歌】
 松尾芭蕉の俳句
 小林一茶の俳句
 石川啄木の短歌
 百人一首
 読書感想文の書き方
◆人類の知恵に触れよう!【古典】
「論語」
「実語教」
「枕草子」 清少納言
「平家物語」
◆漢字をマスターしよう
【一年生で習う漢字】
◆語彙力をつけよう!
【故事成語】【ことわざ】【四字熟語】

【アドバイス】
 国語の勉強のしかた
 本をたくさん読もう
 作文が得意になるには
 コミュニケーション力をつけよう
 話がうまくなるコツ
【ちょっとひと息 速音読1】 寿限無
【ちょっとひと息 速音読2】 外郎売り
 保護者の皆さまへ
 あとがきにかえて

著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう・たかし)
昭和35年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『国語の力がグングン伸びる1分間速音読ドリル』『子どもと声に出して読みたい「実語教」』『子どもと声に出して読みたい「童子教」』「日本人の闘い方』「渋沢栄一とフランクリン』「子どもの人間力を高める「三字経」』、川島隆太氏との共著に『素読のすすめ』(いずれも致知出版社)などがある。