

刊行に寄せて
「『致知』の記事を中学・高校の副教材として使えるように企画・出版していただけないか」
ある中学教師から、そんなご要望をいただいたことから二〇〇九年に誕生した『現代人の伝記』シリーズ。
このたび、本シリーズの新編が刊行されることとなりました。
新編ではコンパクトなA5判にし、文字サイズを大きく、読み仮名を増やし、
難解な語句には注釈を加えるなど、若い世代の方にも親しんでいただけるよう編集上の工夫も図りました。
第一巻は「命の炎を燃やして生きる」をテーマに構成。
自らのいる環境で燃えて生きた人間たちの心が熱くなるドラマが掲載されています。
同時刊行の第二巻では「希望は失望に終わらず」をテーマに十編の感動実話を収録。
苦難を希望に変えて生きた人たちの物語が掲載されています。
度重なる試練や困難に屈せず、自らの運命を切り拓いた勇者たちの生き方は、
そのまま人生を生きる指針ともなります。
約五十年の歴史を刻んできた『致知』ならではのセレクション。
お子様やお孫様へのプレゼントはもちろん、大人の方にもぜひご一読をおすすめします。
まえがき


『現代人の伝記1 命の炎を燃やして生きる』
■ 目次
未来を生きる君たちへ 君の思いは必ず実現する ―― 稲盛和夫(京セラ名誉会長)
わがりんご畑に奇跡の花は咲いた 不可能を可能にした愛情のりんごづくり ―― 木村秋則(りんご農家)
苦難なくして夢は実現せず ―― 国分秀男(東北福祉大学特任教授・元古川商業高校女子バレーボール部監督)
脳が求める生き方 さらに前進する人の思考はどこが違うのか ―― 林 成之(スポーツ脳科学者)
奇跡を生きた偉人たちの物語 ―― 平 光雄(社会教育家)
唇で獲得した光を祈りに変えて 視力と両手を失った私の教師人生 ―― 藤野高明(元大阪市立盲学校教諭)
「生きる」。それが人生で最も大切なこと 末期がん、東日本大震災を生き抜いて学んだ命の尊さ ―― 松野三枝子(農漁家レストラン松野や店主)
命の光がいっぱいの教室 いっぱいの学校 私の「夜間中学」教師体験記 ―― 松崎運之助(夜間中学校教諭)
古典は神の化身 艱難と読書で心を磨いた半生 ―― 越智直正(ダン社長 ※現タビオ)
世界の頂点をいかに掴んだか ―― 栗山英樹(侍ジャパントップチーム前監督) 横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長)
■ 誌面イメージ




『現代人の伝記2 希望は失望に終わらず』
■ 目次
後から来る者たちへのメッセージ ―― 鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役)
患者の人生を背負い命ある限り戦い続ける ―― 上山博康(旭川赤十字病院第一脳神経外科部長・脳卒中センター長)
イチローに学んだこと ―― 山本益博(料理評論家)
地下鉄の父・早川徳次の挑戦者魂に学ぶ 人の和が創造を可能にする ―― 玉川信子(地下鉄博物館学芸課長)
「事故の真相を知りたい」その父親の一念がドライブレコーダーを生んだ ―― 片瀬邦博(元全国交通事故遺族の会理事)
諦める一歩先に必ず宝がある 我が人生の腹中の書 ナポレオン・ヒル『成功哲学』 ―― 黒岩 功(ル・クログループ オーナーシェフ)
最悪の時こそ最高である ―― 正垣泰彦(サイゼリヤ会長)
人生のハンドルを握り扉を開けられるのは自分だけ ―― 中島伸子(井村屋グループ会長CEO)
長い闘病生活の果てに得たもの 希望は失望に終わることはない ―― 三浦綾子(作家)
成功への光へと歩み続けて こうして未来をひらいてきた ―― 奥田政行(地場イタリアン「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ) 笠原将弘(日本料理「賛否両論」店主)
■ 誌面イメージ




『現代人の伝記1.2』は
人間学を探究して47年の月刊誌『致知』から生まれました。


月刊『致知』は有名無名やジャンルを問わず、各界各分野で一道を切り開いてこられた方々の貴重な体験談を毎号紹介しています。書店では手に入らないながらも、47年間、口コミで増え続け、11万人以上の方に定期購読されている日本で唯一の人間学を学ぶ月刊誌です。
『致知』の特徴
①47年の歴史を持つ日本で唯一人間学が学べる月刊誌
②11万人以上を超える定期購読者
③日本一プレゼントされている月刊誌
④全国1,200社の企業が社員教育に採用
⑤各界の リーダーも愛読