往復48キロ、高低差1,300メートルの山道を毎日、16時間かけて9年間歩き続ける大峯千日回峰行。この荒行を成し遂げた人が塩沼亮潤氏であり、1300年の歴史の中で達成した者はたったの2人と言われております。

さらに塩沼氏は千日回峰行の後に行われる断食、断水、不眠、不臥(食べない、飲まない、寝ない、横にならない)を9日間続ける四無行という行も成し遂げられました。

このように聞けば、著者はまさに超人であり、その言葉は現実離れした悟りを開いた人間のものと思われるかもしれません。しかし、実は至って平易で、苦しい時こそ噛みしめたい珠玉の言葉がたくさん詰まっています。

「現実を受け入れ、愚痴らず精いっぱい生きると、そこに道が開けてくる」

生きるヒントが随処に溢れた珠玉の言葉を、ぜひ堪能ください。

8万部ベストセラー/書籍


書籍『人生生涯小僧のこころ』
定価:1,760円(税込)

【収録内容】

プロローグ なぜ千日回峰行をはじめたのか
第一章   千日回峰行とはどういうものか
第二章   私を行に向かわせたもの
第三章   千日回峰行までの道のり
第四章   心を磨く千日回峰行
第五章   いつも次なる目標に向かって
第六章   流れの中で ありのままに
エピローグ 人生生涯小僧のこころ

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新春特別講演会での講演録を収録/CD・デジタルオンライン


CD『人生生涯小僧のこころ』
収録時間:98分32秒
定価:5,500円(税込)

【収録内容】
・玄奘三蔵が師から受けた教え
・大峯千日回峰行が教えてくれたこと
・「ありがとう」「すみません」「はい」の心
・出家の道――仏が説く真理の世界を目指す
・行を発心する――酒井雄哉老師の比叡山千日回峰行
・大峯千日回峰行の厳しい掟と一日に踏破する48キロの行程
・風餐露宿(ふううさんろしゅく)を通じて見えてきた世界
・極限の苦しみの中に見つけた「幸せ」
・人間には4つの生き方がある
・自利から利他へ――四無行
・行を終えて、行を捨てよ

※この商品は平成22年1月30日に行われた致知出版社の新春特別講演会「人間力高める」の塩沼亮潤師の講演を収録したものです。

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塩沼亮潤師の言葉

〇行とは行じるものではなく、「行じさせていただくもの」
 人生とは生きるものではなく「生かされているもの」
 行とは、人生とは、ひとつひとつ見えない德を積み上げていくもの

〇肉体的にも精神的にもギリギリの状態のところに自分自身を追いやって、
 その場所にしか咲いていない悟りの花みたいなものを見て帰ってくる

〇大自然はとても手強く、何が起こっても現実を受け入れるしかありません。
 台風の日があり、嵐の日があり、雷の日があります。
 それらを、あぁこうきたか、今度はこうきたか、こう攻めてくるか、
 じゃあ自分はこうして乗り越えよう、と闘っていきます。

修行日記の言葉【24日目】

昨日からの不調で少し体力が落ちた。自分のことをかわいそうだなんて思って欲しくない。だって自分が選んだ道だから。でも自分がこうやっていられるのも、母がどんなに辛くとも休まず倒れず、そんな姿を俺に見せ、「家にはお金はないが、お前に残してやれる財産だ」と言い、いつも起きていた、それがあるから、こうしているのかなあ。でも決して強くなんかない。誰も知らない布団の中で何回泣いたことか。でも朝起きると人が変わっている。自分でもわからないけれども、これが神仏の力なのかなあ。

修行日記の言葉【489日目】

腹痛い、たまらん。体の節々痛く、たまらん。道に倒れ木に寄りかかり、涙と汗と鼻水垂れ流し。でも人前では毅然と。俺は人に希望を与える仕事、人の同情を買うような行者では行者失格だと言い聞かせ、やっと帰ってきた。何で48キロ歩けたんだろう。さっき、酒屋のおばちゃんがすれ違いざま、「軽い足取りやねえ、元気そうやねえ」と。俺は「はい、ありがとうございます」と答えたが、本当は違うんだよ。俺の舞台裏は誰も知らないだろう。いや知ってくれなくていい。誰に見られるということを意識しない野に咲く一輪の花のごとく、御仏に対してただ清く正しくありたい。

修行日記の言葉【713日目】

苦しんで苦しんで花を咲かせたとき、今までの苦労が光ってくる。苦しんで花を咲かせる者、苦しんで怨みを残す者、苦しみ方次第、心次第。

修行日誌の言葉【999日目】

今の心が今までで一番いいなあ。この心がずっと変わらないといいなあ。体が言うことをきくなら、ずっと歩いていたい。もしこの体に限界がないなら、今の心のまま永遠に行が続いてほしい。人生生涯小僧でありたい。




8万部ベストセラー/書籍

書籍『人生生涯小僧のこころ』
定価:1,760円(税込)

【収録内容】

プロローグ なぜ千日回峰行をはじめたのか
第一章   千日回峰行とはどういうものか
第二章   私を行に向かわせたもの
第三章   千日回峰行までの道のり
第四章   心を磨く千日回峰行
第五章   いつも次なる目標に向かって
第六章   流れの中で ありのままに
エピローグ 人生生涯小僧のこころ

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CD『人生生涯小僧のこころ』
収録時間:98分32秒
定価:5,500円(税込)

【収録内容】
・玄奘三蔵が師から受けた教え
・大峯千日回峰行が教えてくれたこと
・「ありがとう」「すみません」「はい」の心
・出家の道――仏が説く真理の世界を目指す
・行を発心する――酒井雄哉老師の比叡山千日回峰行
・大峯千日回峰行の厳しい掟と一日に踏破する48キロの行程
・風餐露宿(ふううさんろしゅく)を通じて見えてきた世界
・極限の苦しみの中に見つけた「幸せ」
・人間には4つの生き方がある
・自利から利他へ――四無行
・行を終えて、行を捨てよ

※この商品は平成22年1月30日に行われた致知出版社の新春特別講演会「人間力高める」の塩沼亮潤師の講演を収録したものです。

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