稲盛和夫氏を偲ぶ――
1周忌に改めて学び直したい"稲盛成功哲学"

2022年8月24日に京セラ名誉会長・稲盛和夫氏がご逝去され、早くも一年が経ちます。
日本を代表する経営者として、稲盛氏の名を知らない人はいないでしょう。京セラやKDDIを創業し、それぞれ1.5兆円、5兆円を超える大企業に育て上げ、倒産したJALの会長に就任すると、僅か2年8か月で再上場へと導きました。功績はそれだけに留まりません。中小企業経営者の勉強会「盛和塾」の塾長を務め、約1万5千人の経営者から師と仰がれている他、日本発の国際賞「京都賞」を創設し、人類社会に多大な貢献をもたらした人物の顕彰を続けてきました。
稲盛氏の多岐にわたる活動に通底しているもの。それは「利他の心」です。〝新・経営の神様〟の呼び声高い稲盛氏が、生前最後となった月刊『致知』のロングインタビューで語り明かした「繁栄への道」とは――。
一周忌の節目に改めて稲盛氏を偲び、その成功哲学を学び直す機会となれば幸いです。

「新・経営の神様」からいま私たちが学ぶべきこと

2017年11月27日、京都市内にある稲盛財団の一室で待機していると、約束の時間より10分早く稲盛和夫さんは姿を現しました。与えられた取材時間は1時間。ご体調があまり芳しくないとの理由で広報の方から事前にそう伝えられていました。

ところが、どうでしょう。本誌編集長が質問を発するごとに、どんどん稲盛さんの表情がほぐれ、生気が漲り、時には満面の笑みを、時には真剣に質問の答えを考えられる仕草を見せられ、実際には1時間15分に及ぶ白熱の取材となったのです。広報の方が「取材でこんなに笑顔の稲盛を見たのは久しぶりです」と驚嘆するほどでした。

そこで語られた内容は、京都賞を創設した理由、京都賞受賞者の共通点に始まり、松風工業での修業時代の日々、そこでの転機と心掛け、京セラ創業のドラマ、経営理念に込めた思い、さらには、働くことの大切さ、盛和塾で訴えかけていること、KDDI創業のいきさつと成功秘話、JALを奇跡の再生に導いた鍵など、稲盛さんの生き方、働き方、考え方のエッセンスをまさに凝縮したもの。

今年86歳(取材当時)を迎え、「新・経営の神様」の異名を取る稲盛さんから、いま私たちが学ぶべきこととは何でしょうか。

仕事の不平不満を消し去る唯一の方法

稲盛さんは京セラの創業者であり、経営破綻に陥った日本航空を僅か2年8か月で再上場に導いた名経営者です。

その稲盛さんが新卒で入社した会社はスト続きで給料は遅配。嫌気がさした稲盛さんは自衛隊に転職しようとしますが、実兄の反対を受け、そのまま会社に止まりました。鬱々とした日が続きました。会社から寮への帰り道、「故郷」を歌うと思わず涙がこぼれたといいます。

こぼれた涙を拭って、こんな生活をしていても仕方がない、と稲盛さんは思い直します。自分は素晴らしい会社に勤めているのだ、素晴らしい仕事をしているのだ、と思うことにしたのです。無理矢理そう思い込み、仕事に励みました。

すると不思議なもので、あれほど嫌だった会社が好きになり、仕事が面白くなってくるではありませんか。通勤の時間が惜しくなり、布団や鍋釜を工場に持ち込み、寝泊まりして仕事に打ち込むようになります。仕事が楽しくてならなくなったのです。そのうちに一つの部署のリーダーを任され、赤字続きの会社で唯一黒字を出す部門にまで成長させました。

新卒社員の3割が3年以内に離職すると言われて久しいのですが、稲盛さんは当時のご自身の体験を踏まえて、こう言います。

「いまの若い人たちの中に、自分が望んでいる道を選ぶことができなかった人がいたとしても、いまある目の前の仕事に脇目も振らず、全身全霊を懸けることによって、必ずや新しい世界が展開していくことを理解してほしいですね。ですから、不平不満を漏らさず、いま自分がやらなければならない仕事に一所懸命打ち込んでいただきたい。それが人生を輝かしいものにしていく唯一の方法と言っても過言ではありません」

これこそまさに稲盛流成功哲学の要諦と言えるでしょう。

人生で一番大事なものは何か

稲盛さんが最後に語られた言葉もまた忘れられません。

取材の締め括りに、「今日まで86年間歩んでこられて、人生で一番大事なものは何だと感じられていますか?」と質問をしたところ、稲盛さんは間を置かず即座に、なおかつ熱を込めて、要旨次のように答えられました。

「やっぱり人生で一番大事なものというのは、1つは、どんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きること。それともう1つは、人間は常に〝自分がよくなりたい〟という思いを本能として持っていますけれども、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に意識して、それを心の中に描いて生きていくことです」

私たちもこの2つの条件を満たすべく、自己研鑽に努めていきたいものです。

 

稲盛和夫さんから寄せられたメッセージ

稲盛和夫さんに初めて『致知』にご登場いただいたのは、昭和62年(1987)2月号。以来、稲盛さんは30年以上にわたって『致知』を応援してくださり、『致知』は数々の節目で稲盛さんの言葉に支えられてきました。稲盛さんが『致知』に贈った珠玉のメッセージをご紹介いたします。

人の心に焦点をあてた編集方針を貫いておられる『致知』は際だっています

「致知出版社の前途を祝して」平成4年(1992年)

昨今、日本企業の行動が世界に及ぼす影響というものが、従来とちがって格段に大きくなってきました。日本の経営者の責任が、今日では地球大に大きくなっているのです。
このような環境のなかで正しい判断をしていくには、経営者自身の心を磨き、精神を高めるよう努力する以外に道はありません。人生の成功不成功のみならず、経営の成功不成功を決めるものも人の心です。
私は、京セラ創業直後から人の心が経営を決めることに気づき、それ以来、心をベースとした経営を実行してきました。

経営者の日々の判断が、企業の性格を決定していきますし、経営者の判断が社員の心の動きを方向づけ、社員の心の集合が会社の雰囲気、社風を決めていきます。このように過去の経営判断が積み重なって、現在の会社の状態ができあがっていくのです。そして、経営判断の最後のより所になるのは経営者自身の心であることは、経営者なら皆痛切に感じていることです。
我が国に有力な経営誌は数々ありますが、その中でも、人の心に焦点をあてた編集方針を貫いておられる『致知』は際だっています。日本経済の発展、時代の変化と共に、『致知』の存在はますます重要になるでしょう。創刊満十四年を迎えられる貴誌の新生スタートを祝し、今後ますます発展されますよう祈念申し上げます。

よくぞ、よい出版を続けてくださいました

「20周年記念式典 祝辞」平成10年(1998年)

『致知』創刊20周年、大変おめでとうございます。藤尾さんご苦労さまでございました。よくぞ、よい出版を続けてくださいました。
きょうは、こんなにたくさんの方々がお見えになるとは思っていませんでした。挨拶をするように言われて軽く引き受けてしまい、内心どきどきしております。しかし、これだけ多くの方たちが集まってくださったことを非常に嬉しく思います。

先日、百歳を超えられた方がテレビで、「朝起きたらまず心を洗い清めるような素晴らしい本を読んで、その後新聞に目を通すべきである」とおっしゃっていました。一日の始まりに、世垢にまみれた話題が掲載されている新聞を読んで心を乱してはいけないということです。
私は昨年、胃がんの手術をした後、お釈迦さまの道をもう少し勉強しようと思い、得度のまねごとのようなことをさせていただきました。お寺に入って真剣に勉強すると、いままで知っていたことが、改めて新しい感動でもって私に迫ってまいりました。
お釈迦さまは、われわれ人間に対して三つの毒があると言われました。「欲」と「愚痴」と「怒り」の三つで、この三毒が人間の運命を惑わし、波瀾万丈の人生をつくっていくと説かれています。そういう三毒を抑え、豊かな人生が送れるように、『致知』は人の行くべき正しい道を教えてくれます。
こういう堅い本が多くの方々に読まれ、創刊20周年を祝ってこんなにもたくさんの人が集まって来られたのを見ると、まだ日本は捨てたものではない、と思います。乱れた世の中も、こういう人たちがおられれば、きっと救われると感じ、大変嬉しく思いました。
日本の国を浄化し、素晴らしい21世紀を迎えるために、共に手を携えていこうではありませんか。

日本人の心の浄化に大きな役割を果たされる

「25周年に寄せて」平成15年(2003年)

『致知』が創刊満25周年を迎えられたことを心からお祝い申し上げます。
この25年間日本経済はバブル経済から現在の長期不況へと大変大きな変化を経験いたしました。その間、私たち日本人は、物質的な豊かさを得ることは出来ましたが、道徳や倫理という心の面では失ったものも多くあるような気がいたします。
実際、書店に行きますと、不平、不満、妬みなどの人間の悪しき心をとらえた雑誌が氾濫しており、それは日本人の心が如何に病んでいるか示しているように思われます。

その中で、『致知』は藤尾秀昭社長の卓越したリーダーシップのもと、人間の善き心、正しい生き方を示していくという創刊以来の方針を堅持されておられます。
その間、多くのご苦労があったと思いますが、現在では、人間の生き方に焦点を当てた一級の月刊誌として高く評価され、多くの読者の支持を得られています。
私は、混迷を極める現在の日本において、『致知』が今後更に多くの読者に読まれ、日本人の心の浄化に大きな役割を果たされることを心より願っております。

こんなに素晴らしい、人の道を説く、人間の生き方を説く本があったのか

「30周年記念式典 祝辞」平成20年(2008年)

皆さん、こんばんは。きょうは致知出版社の30周年記念の素晴らしいパーティーですが、実は私も若い頃、『致知』の雑誌に接しまして、こんなに素晴らしい、人の道を説く、人間の生き方を説く本があったのかと。特に一般の週刊誌に大変いかがわしい記事がいっぱい載っている中で、私は大変感銘を受けました。
その後ずっと『致知』を応援しておりましたが、藤尾さんもその後、波瀾万丈、いろいろなことがありました。それを乗り越えて今日まで三十年間も『致知』を続けられたというのは、素晴らしいことだと思います。
特に『致知』が日本の社会に与える影響というのは、非常に大きいのではないかと思っています。

きょうここに来ますと、私と藤尾さんと同じハートを持った方々がいっぱい集まっておられます。この集まった方々はすべて我々の「ソウルメイト」だと思っています。魂を同じくする者たちが集まって世直しをしていこうというのが、きょうの三十周年記念のパーティーではないかと思っています。世の中は乱れておりますが、どうぞ皆さんの清い心でこの世の中を良い世の中にしていただきたいと思っております。

日本航空の再生にも似て、まさに心の面からの社会改革

「35周年に寄せて」平成25年(2013年)

月刊『致知』創刊35周年、おめでとうございます。日本人の精神的拠り所として、長きにわたり多大な役割を果たしてこられたことに、心から敬意を表します。
我々は戦後、焦土と化した国土に立ち、経済成長を第一義として、ただ懸命に働いてきました。そして物質的な豊かさは獲得したものの、精神的には日増しに貧困の度を深め、それが昨今の荒廃した世相をもたらせている根本原因ではないかと危惧しています。

その中にあって『致知』は、創刊以来、人間の善き心、美しき心をテーマとする編集方針を貫いてこられました。近年、その真摯な姿勢に共鳴する読者が次第に増えてきたとお聞きしています。それは、私が取り組んでまいりました日本航空の再生にも似て、まさに心の面からの社会改革といえようかと思います。
今後もぜひ良書の刊行を通じ、人々の良心に火を灯し、社会の健全な発展に資するという、出版界の王道を歩み続けていただきますよう祈念申し上げます。

日本人の心の拠り所、そして人間の善き心、美しき心に光を当てる良書

「40周年に寄せて」平成30年(2018年)

心を高める探求誌『致知』、創刊40周年おめでとうございます。
心を高める、とはどういうことなのか。それは生まれたときよりも少しでも美しい心を重ねつつ、生ある限り生き抜くことだと考えています。また、そのような美しい心へと、もって生まれた自分の心を変化させていくことこそが、我々が生きる目的です。

さまざまに苦を味わい、悲しみ、悩み、もがきながらも、生きる喜び、楽しみも知り、幸福を手に入れる。そのようなもろもろの様相を繰り返しながら、一度きりしかない現世の生を懸命に生きていく。その体験、その過程を磨き砂として己の心を磨き上げ、人生を生ききる。その道標としての存在が『致知』にはあると思います。
日本人の心の拠り所、そして人間の善き心、美しき心に光を当てる良書として、今後も燦然と輝き続けることを心より願っております。

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創刊45年、毎月11万人超に愛読される月刊誌『致知』とは

「いつの時代でも、人生にも仕事にも真剣に取り組んでいる人はいる。そういう人たちの心の糧になる雑誌を創ろう」

人間学を探究して45年、月刊『致知(ちち)』はこの創刊理念のもと、有名無名やジャンルを問わず、各界各分野で一道を切り開いてこられた方々の貴重な体験談を毎号紹介しています。

書店では手に入らないながらも、熱心な読者の口コミで広がりを見せ、経営者やビジネスパーソン、アスリート、指導者、主婦、学生など幅広い層に支持され、国内外11万人の方々にご購読いただくまでになりました。

『致知』で稲盛成功哲学を学ぶ――

「電子版」で読む

〝バックナンバー読み放題プラン〟で過去の稲盛氏の記事が思う存分楽しめる!

「致知電子版」の〝バックナンバー読み放題プラン〟では、2017年10月号以降の電子版記事が読み放題。
2022年12月号「追悼・稲盛和夫」、2021年4月号「稲盛和夫に学ぶ人間学」の特集号を初め、これまで稲盛氏について取り上げた数々の記事が多数揃っています。

「雑誌(紙)」で読む

※読者限定で、バックナンバーが購入できます

読者の方に限り、在庫があるバックナンバーを一冊(1,100円/冊)から販売しています。

■2022年12月号 特集「追悼・稲盛和夫」
稲盛和夫さんの追悼特集号を組むことが決まったのは、8月末、訃報に接した直後でした。
本誌主幹を中心に編集部が総力を挙げて企画を練り、京セラ㈱稲盛ライブラリーの全面的なご協力のもと、稲盛さんの講演録や本誌最後のインタビューといった貴重な肉声はもちろんのこと、稲盛さんと特にご縁の深かった各界の方々に取材をさせていただき、発刊の運びとなりました。
「盛和塾生の経営者のみならず、一般の方々にもよりよい人生を歩んでいただきたい」、そんな稲盛さんの想いにより実現した盛和塾主催の市民フォーラムでの2013年の講話。これまで門外不出だった珠玉の名講話がこのたび本誌で初公開されました。
その他、伊藤謙介氏(京セラ元社長)、小野寺正氏(KDDI元社長)による対談、永守重信氏(日本電産会長)、五木寛之氏(作家)、柳井正氏(ファーストリテイリング会長兼社長)、村田純一氏(村田機械会長)など錚々たる顔ぶれによる追悼メッセージなど、『致知』だからこその記事が満載です。
稲盛さんが説き明かした「人生と経営」、そして「繁栄への道」――。そのすべてが「追悼 稲盛和夫」には込められています。


■2021年4月号 特集「稲盛和夫に学ぶ人間学」
稲盛和夫氏が母校の在校生に向けて語った珠玉の講話録「君の思いは必ず実現する」をはじめ、秘書として稲盛氏の傍に長年仕えてきた大田嘉仁氏と稲盛氏の評伝を手掛けた作家の北康利氏との対談など、稲盛氏の成功哲学が凝縮した記事が満載。
ノーベル賞受賞者の山中伸弥氏、シンガーソングライターの長渕剛氏といった、稲盛氏と親交の深い各界を代表する方々が、稲盛氏との出逢いや受けた影響、学んだことを語り尽くします。
さらには、稲盛氏が62歳の時に本誌で語った貴重なアーカイブ対談も収録。人生と経営の本質を捉えたそのお話は、27年の時を経ていささかも色褪せることがないばかりか、いまの時代にも通底しています。
氏が会社経営をしていく中で得た、事業・人生発展の秘訣を凝縮した名言集「魂に響く言葉」なども収録されており、混迷の時代にあるいまこそ指針としたい教えに溢れた1冊です。
読者から「家宝にします」「永久保存版です」「この号は神回でした」という声が寄せられるほど大きな反響をいただいた号です。

※バックナンバーのご注文はお電話にて承っております
 (TEL:03-3796-2111)

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お客様から寄せられた感動の声

  • 『致知』は人生のバイブルです

    『致知』は人生のバイブルです。生きる知恵、喜び、推進力となる言葉のエッセンスが凝縮されている本です。毎月とても楽しみです。 (東京都・林晃太郎様より)

  • コロナ禍の中、「読んでよかった」と実感

    コロナ禍にあって、私はいま「本当に『致知』を読んでいてよかった」と実感しています。 『致知』で多くの方の経験や教えを学んでいたおかげで、心の平静さを保つことができていると思っております。 (福岡県・井上覚様より)

  • 『致知』と出逢ったことで私の人生は変わった

    『致知』を通じて「利他の心」という言葉にも出逢いました。いまのこの充実した人生・仕事は、『致知』に出逢っていなければ確実にありません。人間学とは、すべての状況を一変させるほどの大きな学びだと、強く感じています。『致知』と出逢ったことで、私の人生は変わりました。 (笹木郁乃様・30代・経営者)

  • これからも自分を磨きたい

    私が『致知』を読み始めたのは、かれこれ30年以上前のことです。『致知』に登場する経営者の言葉や古典の教えを交えながら伝えれば、社員はより深く理解してくれるのではないか、というのが私の思いでした。『致知』を読むことによって、これからも自分を磨きたいと思うこの頃です。 (上原隆雄様・80代・キユーピー元副社長)

『致知』が読み継がれる5つの理由

  • Point 1

    【本物主義】・・・有名無名を問わず各界の本物、一流の人物の生き方、体験談を学べる

  • Point 2

    【不易と流行】・・・人生や仕事を発展させる普遍的な法則と共に、時流にタイムリーな教養を身につけられる

  • Point 3

    【人生の羅針盤】・・・人生の岐路で、心に残る言葉、人生を支える言葉に出逢える

  • Point 4

    【深い哲学】・・・古典や歴史の教えを通じて、ものの見方・考え方が深まる

  • Point 5

    【心の栄養】・・・読むほどに生きる喜び・希望・勇気・知恵・感動・ときめきを得られる

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現代のデジタルメディア全盛の時代は、私たちに多くの恩恵を与えた一方で、情報が氾濫、錯綜し、良い教えや学びに触れ「心を高めつづける」ことが難しい環境にあります。
そんな中、分野を問わず、一道を切り開いてこられた方々のご体験談を年間を通じてお届けする『致知』は、読み続けることでその時々の自分の心の在り方を省みることができ、今まで見えてこなかった新たな気づきを得られるでしょう。
長年の読者の方からもこのような声をいただきます。

「つい忘れがちになる有難いということを思い出させてくれる」
「どうしようもなく辛い時に、生きる希望となった」
「読み続けることで自然と自分の興味・関心の幅を広げてくれる」

読者の皆様に毎月直接届けることで、忙しい日々の中にも「読書で心を磨く」「いくつになっても学び続ける習慣」を提供できればと願っております。

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最新号 5月1日 発行/ 6 月号

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特集 希望は失望に終わらず

■対談/新エネルギーの創出に挑む
 沼田昭二(町おこしエネルギー会長兼社長)
  &
 濵田総一郎(良知経営社長)

■対談/五十年先の日本に未来はあるか
 數土文夫(JFEホールディングス名誉顧問)
  &
 月尾嘉男(東京大学名誉教授)

■対談/九十路、我らなお人生に挑まん
 丸茂伊一(スピードスケート選手)
  &
 滝野文恵(ジャパンポンポン代表)

■対談/先師先哲に学ぶ 大転換期の生き方
 上甲 晃(志ネットワーク「青年塾」代表)
  &
 田口佳史(東洋思想研究家)

■エッセイ/時代を切り拓いた 近代日本のイノベーターたち
 米倉誠一郎(一橋大学名誉教授/法政大学大学院教授)

■エッセイ/大学生に衝撃と感動を与えたカント道徳
 夏目研一(都留文科大学元非常勤講師)

■インタビュー/科学技術立国 日本の前途を照らす
 栗原権右衛門(日本電子会長)

■インタビュー/不可能が新たな可能性を生む
 穴澤雄介 (ヴァイオリン奏者)

■インタビュー/愚直に徹して、その道を進め ——栄東中学・高等学校 改革の軌跡——
 田中淳子 (学校法人佐藤栄学園理事長/栄東中学・高等学校校長)

■私の座右銘/不易流行
 北原睦朗(大同生命保険社長)

■20代をどう生きるか/人との出逢いが人生を形づくる
 水戸岡鋭治(デザイナー)

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