ポケット判で味わう安岡教学名著セット
東洋古典の泰斗・安岡正篤師の学びをこの3冊で!
「安岡正篤先生の名前は知っていても、本はまだ読んだことがない」
「著書が多く、どの本から読めばよいか分からない……」といったお声や、お問い合わせを時々いただくことがあります。
そのような方に、ぜひおすすめしたいのが、安岡正篤先生のポケット判書籍です。
このたび弊社から新たに発刊される『百朝集』をはじめ、
気軽に読み始めることのできる3冊の書籍をセットにいたしました。
混迷の日本を照らす100の箴言
『百朝集』
繰り返し紐解きたい不朽の名著、ここに復刻
昭和20年5月の大空襲のために焼け出され、会館の一室に起居するようになった安岡正篤師。毎日の朝参の際の10分か20分、師弟を集め、自らが精神の糧としてきた古今名賢の箴言をひとつずつ紹介しながら、独自の解説を加えていき、出来上がったのが小冊子『終戦前後 百朝集』です。書名の通り、終戦前後に行われた提唱は、師弟たちの心に深く染み入り、その魂を甦らせただけでなく、戦後の混乱期を生きる多くの日本人を力づけ、生きる指針を示してきました。このたび、弊社から発刊される『百朝集』は、戦後、新たに編まれた『百朝集』を、ポケット判として送り出すものです。『菜根譚』『言志四録』、伊達政宗の家訓、漢書、中江藤樹、佐藤一斎、ゲーテ、吉田松陰……などの名言・格言が、安岡師ならではの滋味深い言葉によって紐解かれています。この書に収められた一百の詩歌・文章は私の内面世界・心の王国の名所・旧蹟ともいうべきもの、古人の言う心理の風光とか胸中の丘壑の一部である。また私の学問・信仰から抽出した 成分の一部といってもよい」と安岡師は言われています。選び抜かれた古今名賢による100の箴言が、混迷の日本を照らす、確かな指針となることでしょう。表紙は、丈夫なビニールクロス仕様。繰り返し紐解いていただきたい、まさに永久保存版、不朽の名著です。
不易のリーダー論をわかりやすく解説
重職心得箇条
部課長の必携書 組織を変えるバイブル
佐藤一斎とは、江戸末期の名儒学者であり、名教育者である。『重職心得箇条』は、つまりリーダーについて、その心得を述べたものである。本書は『重職心得箇条』に説かれている不易のリーダー論を、現代のビジネス・リーダー向けにわかりやすく一条ずつ原文を引きながら解説していった語録である。一条一条について平易に語られる内容は、極めて重く、時代を超えて現代のビジネス・リーダーにとっても大変示唆に富み、意義深い。現代のリーダー必携・必読の書といえよう。
安岡師の膨大な著作から金言を366厳選
『安岡正篤一日一言』
安岡正篤入門の書としておすすめの1冊
心に響く数多くの著作を世に残した碩学・安岡正篤師。該博な知識に裏打ちされたその叡智はいまなお輝きを放ち、現代を生きる我々の胸に鋭く迫ってくるものがある。本書は、安岡師の膨大な著作の中から金言警句を厳選し抜粋、366日の日々の指針とすることを目的に編まれたものである。国のあり方や指導者の資質といった骨太のテーマから、読書、親子、師友、健康といった身近な話題まで、多岐にわたる言葉の数々は短くも味わい深い。
元旦の「年頭自警」に始まり大晦日の「一燈照隅、万燈照国」に終わる珠玉の言葉を噛み締めながら、安岡師が主唱してきた人としての生き方に思いを寄せ、自らを省みるよすがとしたい。安岡正篤入門の書としてもお薦めしたい。
こちらもおすすめ
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『人物を修める』(安岡正篤・著)
本書は、儒教、仏教、老荘思想、神道に息づく東洋思想の英知を現代に見事に活写。現代の混迷と不安をいかに乗り切るかを明快に示しています。儒教の六験と八観の話、仏教の五濁煩悩の話など、難解な東洋思想の哲理を、著者の豊かな学殖と体験を通じ、平易に、しかも実生活に即して説いた本書は、安岡人間学の決定版といえるでしょう。 -
『人間を磨く』(安岡正篤・著)
安岡正篤師が主宰した全国師友協会の機関誌『師と友』。本書は、その『師と友』で創刊(昭和24年9月)から休刊(同59年3月)までの35年間、安岡師が書き下ろした巻頭言を厳選したものです。86歳で逝去するまで、まさに心血を注ぎ続けた名文の数々は、何度読み返しても味わい深いものがあります。 -
呻吟語を読む
本書は、碩学・安岡正篤師が、明朝末期の儒者・呂新吾によって著された『呻吟語』の膨大な内容の中から、現代人にとって最も適切と思われるものを抄出し、講義録として収めたもの。単なる字句の解釈だけにとどまらず、時事問題を含めて自由自在に説かれた内容は、人物待望の現代における人間練磨の書といえるでしょう。 -
『人生、道を求め徳を愛する生き方』(安岡正篤・著)
この国の長い歴史の中で培われ、民族の礎となってきた「日本精神」とはどういうものなのか。本書では、日本精神の形成を古神道から説き起こし、外来の思想・宗教の受容の様子に触れながら描き出します。 -
『安岡正篤 立命への道』(神渡良平・著)
安岡師の言葉や書物と出合い、自らを奮起させ、主体的に生きていく人々のドラマが描かれる一書。安岡師が敗戦の焦土を前に決意したものを再検証するとともに、いまも人々を惹きつけ続ける安岡師の魅力を明らかにしようとする意欲作。 -
『安岡正篤活学一日一言』(安岡正泰・監修)
ベストセラーとなった『安岡正篤一日一言』の姉妹篇。一人ひとりの生き方に光を当てた前著に比べると、本作では「いかに生くべきか」という個々人のあり方にとどまらず、安岡師が思い描いた国家観を語る言葉も多く収録されています。 -
『安岡正篤教学一日一言』(安岡正篤・著、荒井桂・編)
本書は『安岡正篤一日一言』シリーズ第三弾として郷学研修所安岡正篤記念館の所長を務める荒井氏が、師の没後30年を記念して編んだもの。これまでのシリーズの上級篇ともいえる本作に刻まれる366語を通じて、現代に活かす叡智を汲み取っていただければと思います。 -
『安岡正篤 人生手帖』
膨大な著作から厳選された六十一訓はいずれも和・漢・洋の古典をもとに説かれた「活きた人間学」であり、実践に移せるものばかり。学びと実践を繰り返すことで、その言葉を真に生かすことができるでしょう。初めて読む安岡教学の入門書としてもおすすめの一冊です。 -
『安岡正篤 心に残る言葉』(藤尾秀昭・著)
『致知』の編集発行人として、長年にわたり安岡師の著書の出版に携わってきた著者の言葉は、安岡教学のエッセンスをとらえながらも、実に平易明快です。安岡教学の手引書ともいえる本書から師の真の活学を掴み取り、人生を歩む上での糧としたい。 -
『酔古堂剣掃を読む』(安岡正篤・著)
幕末から明治に至るまでの読書人が愛読したといわれる教養書『酔古堂剣掃』。本書は安岡師が『酔古堂剣掃』に収録された先哲の箴言を紐解いたもので、現代を生きる私たちにも生きる指針を示しています。リーダーや経営幹部の方には、必読の一書です。 -
王陽明 その人と思想(安岡正篤・著)
本書は安岡正篤師の学問的出発点であり、師が心酔してやまない王陽明の生き方や思想を深い感動をもって語った講演録の筆録です。陽明に傾倒する師の感動を、追体験できることも本書の魅力。陽明学の入門書としても最適の一書です。 -
『青年の大成』(安岡正篤・著)
昭和38年の第5回全国青年研修大会における安岡正篤師の講義をまとめたもの。後段には、著者が母校・孔舎衙小学校の創立100周年で「心明く、望清く」と題して行った、講演の記録が収録され、人間の本質的要素である徳性を身につけることの大切さが簡潔かつ明瞭に述べられています。 -
『安岡正篤 光明蔵を読む』(荒井桂・著)
本書が紐解く「光明蔵」は、安岡正篤師が昭和初期に将来を担う真摯な学生のために編んだ小冊子。終戦までに、数万冊普及したといいます。全篇を通じて、「いかに生くべきか」という安岡師の教えが伝わってくることでしょう。人生の糧として、何度も読み返したい一書。 -
『いかに人物を練るか』
大正13年、安岡正篤師が海軍大学校で、海軍将校を前に、1年あまり講じた「武士道哲学新論」。 弱冠27歳の安岡師が説いた“指導者たる者の心得”を、山元五十六中佐(後の元帥)など40数名に及ぶ海軍エリート将校らが聴講したといいます。 -
『活学講座』(安岡正篤・著)
本書のそもそもの成り立ちは、昭和26年、安岡師を慕う若き同志が集い、師に講義を求めたことに始まります。その内容が「当時物心両面の世話人として盟約を固めた道心堅固な青年(24歳~34歳)10名」によってまとめられたものが元となっており、本書はその中から現代に生きる我々にもダイレクトに響いてくる10講を精選したもの。 -
『洗心講座』(安岡正篤・著)
『活学講座』に続く「安岡正篤人間学講話」第2弾。今回は『中庸』『老子』『言志四録』『小学』という古典に関する講義を厳選しました。これまで安岡教学に縁のなかった諸氏にも手にとっていただきやすくなりました。人類の叡知として読み継がれてきた古典を味読するには最適の1冊。 -
『照心講座』(安岡正篤・著)
『活学講座』『洗心講座』に続く「安岡正篤人間学講話」の第三弾。安岡教学の骨格をなす講義の中から、今回は王陽明、中江藤樹、熊沢蕃山に加えて、儒教や禅、さらには『三国志』に至るまで、人間学の源流ともいえる数々の教えが安岡師によって光をあてられています。
安岡正篤(やすおか・まさひろ)
明治31年大阪市生まれ。大正11年東京帝国大学法学部政治学科卒業。昭和2年金鶏学院、6年日本農士学校を設立、東洋思想の研究と後進の育成に努める。戦後、24年師友会を設立、政財界のリーダーの啓発・教化に努め、その精神的支柱となる。その教えは人物学を中心として、今日なお日本の進むべき方向を示している。58年12月死去。