『致知 』特別企画!社員が語る「致知と私」vol.20

社員の日常

『致知』特別企画 ≪社員が語る「致知と私」Vol.20≫

社員に致知出版社への入社のいきさつ、『致知』への想いを語ってもらう新企画、
《社員が語る「致知と私」》。
 
本日は、ハツラツとした笑顔で周りを明るくしてくれる
管理部の江崎を紹介いたします。
多くの方へ言葉を届けたい、熱い思いをぜひご覧くださいませ。

*  *  *  *

『致知』との出会いは、両親をはじめ家族全員が購読していたことがきっかけです。
中学生の頃から家には『致知』がありましたが、当時の私はほとんど手に取っていませんでした。

そんな私に、両親は「挨拶・礼儀・笑顔を大切に」と常々教えてくれました。
中でも、勉強も部活も上手くいかず、「自分には何もいいところがない」と落ち込んでいた時、母がかけてくれた一言は、今も私の軸になっています。

「成果を出すには、時間や才能がいるかもしれない。でも、誰かを笑顔にしようと思って笑うことには、何もいらないよ」。

それ以来、私はただ笑うのではなく、「目の前の人を笑顔にしよう」と思いを込めて笑うようになりました。

自分が笑えば相手も自然と笑顔になり、「何もない人間なんていない。誰にでも人を幸せにできる力がある」と気づくことができました。
両親から教わった「人としてどう生きるか」という教えは、まさに『致知』が伝えようとしている生き方そのものだったのだと、今は感じています。

大学では「世界を見てきなさい」という父の言葉に背中を押され、日本の歴史や偉人の生き方に興味を持ち、9カ国を旅したり、勉強会にも参加しました。
命を懸けて国を守ったご先祖様の存在を知り、日本への誇りと感謝、自己肯定感が育まれていきました。

一方で、自信を持てず、生きづらさを感じる友人たちに出逢う中で、「自己肯定感の高い、精神的に自立した人」、つまり、他人の価値観に振り回されず、自分の心で選択し歩める人を増やしたいという想いが芽生えましたが、どう形にすればよいか分からず、模索が続きました。

そんな大学4年の秋、リビングで偶然手に取った『致知』2019年11月号特集「語らざれば愁なきに似たり」。
パラパラとめくったページの先にあったのが、北海道の焼肉レストラン平和園社長の新田隆教さんの「意志あるところに道あり」という記事でした。
心を突き動かされ、涙が止まりませんでした。

「たった一冊の本が人生を変える」を体感した、言葉だけではなく“生き様”に魂を揺さぶられた瞬間でした。

人は、どんな人や言葉に出会うかで人生が変わる。
ならば私は、『致知』を通じて誰かの「心の糧」になる言葉を届けたいと思いました。

つまずいたときに、もう一度立ち上がる力となる言葉。
道に迷ったときに、そっと背中を押してくれる言葉。

そんな言葉を、多くの人に届けられる仕事がしたいと心から願いました。
『致知』を広めれば、日本に誇りを持ち、自分らしく生きる人が増える。
そう確信し、導かれるように致知出版社の門を叩きました。

入社して丸四年。
あのときの想いは今も変わらず、日々、心の中で強く育っています。
これからも自分自身を磨きながら、学びを糧に、誰かの心に希望を灯せる人間でありたい。
笑顔を忘れず、夢に向かって、一歩ずつ歩みを進めていきます。

管理部 江崎春奈


									
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