

最新刊『修養』発刊!!
『修養』とは……?
1911(明治44)年刊行。当時49歳の新渡戸稲造が著した代表作の一つ。同年9月の初版から昭和9年6月までに、実に148版を重ねる驚異的なロング&ベストセラーとなった。
百年以上前に書かれた本でありながら、「勇気の修養に必要な心得」「弱点も克己して善用せよ」「逆境・順境にある時の心得」「名誉に対する心掛け」「集中力修養の三法」など、
その内容には普遍性があり、令和の時代における「生き方大全」とも呼べる一書。
世紀を越えて読み継がれる不朽の名著
「もし本書にして、一人にても二人にても、迷う者のために指導者となり、
落胆せんとする者に力を添え、泣く者の涙を拭い、
不満の者の心をなだめ得るなら、これぞ著者望外の幸いであり、
また年齢をも恥をも忘れた甲斐があったと思い、深く読者に感謝する」
――新渡戸稲造
「ここで本書の読者は悟るはずである。
『修養』は、人生の指南書であり、大海原を航海するに必要な海図なのだ、と。
そして畢竟(ひっきょう)、これは青少年のうちの必読の書ではないかと。
さらには、それに留まらず、人生百年時代、
六十歳還暦になって再び手に取り、
また後期高齢者の七十五歳を迎えて三度読んでみたい書でもある」
――JFEホールディングス名誉顧問・數土文夫(「解説」より)
「『修養』は、新渡戸稲造が人間力を養った修養の跡だということができます。
あの大きな人物の修養の心得、方法、工夫を学べば、
それが心の糧にならないはずがありません。
『修養』は人間力を養うための宝庫です。
そのおかげをこうむった一人として、
これを埋もれさせてはならないという気持ちがしきりにうごめきます」
――上智大学名誉教授・渡部昇一(『致知』2003年4月号より)
目次
第一章 青年の特性
第二章 青年の立志
第三章 職業の選択
第四章 決心の継続
第五章 勇気の修養
第六章 克己の工夫
第七章 名誉に対する心がけ
第八章 貯蓄
第九章 余が実験せる読書法
第十章 逆境にある時の心得
第十一章 順境にある時の心得
第十二章 世渡りの標準
第十三章 道
第十四章 黙思
第十五章 暑中の修養
第十六章 暑中休暇後の修養
第十七章 迎年の準備
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