月刊誌『致知』をテキストに、会社内で人間学を学ぶ勉強会「社内木鶏会」。現在その取り組みは全国約1,300社に広がりをみせ、社内木鶏会を導入した企業が成功事例を発表し合う「社内木鶏全国大会」は今年で第8回目を数えます。去る5月12日(土)に開催した今大会も選りすぐりの5社が苦難を乗越え会社を発展させた軌跡を披露。その体験発表は、全国から訪れた1,200名を超える参加者の心を揺さぶり、会場を感動の渦に巻きこみました。

第1部 社内木鶏成功事例発表大会

「語り合おう会社の未来・分かち合おう社内木鶏の感動~社員が変わる、会社が変わる、日本が変わる~」をテーマに、グランフロント大阪で開催された本大会。第1部で成功事例を発表いただいたのは、東海地区代表・株式会社タム・タム、四国地区代表・徳武産業株式会社、九州地区代表・三和ホールディングス株式会社、関西地区代表・株式会社三恒、北陸地区代表・森本自動車有限会社の5社です。

壇上で行われた発表では、社内木鶏会導入に至る経緯とその後の社内に起こった変化をまとめた映像、各社社長と社員による感想文発表が行われた後、全社の思いを一つに込めた迫力のあるエールが展開されました。

この日のために準備に準備を重ねられた5社の発表を聴き入る参加者からは、時に涙を誘われる場面も。社内木鶏会が起こした奇跡の物語に、会場は終始感動の渦に包まれました。

「スキルを中心とした教育よりも、人間性を高め、幸せを感じる心を育む共育が、より重要であると痛感したのは『致知』を読み始めた時でした」(安藤)


「社内木鶏会の回数を重ねる度に、社内の関係性の質が向上し、協力する社風が以前に増して強くなってきました」(西尾)


「社内木鶏会の発展に伴い、社員自らが機会を創り出し、その機会によって自らを変えていく社風になりました」(石井)


「社内木鶏会を7年間一度も休まず続けてまいりましたが、一番成長させていただいたのは、私だと気づきをいただきました」(三上)


「社内木鶏会は多忙な毎日の中で、月に一度心から社員の素晴らしさを感じることのできる場です」(森本)


第2部 藤尾秀昭講演会「出逢いの人間学」

「あらゆる組織、生命体はNo.1とNo.2の呼吸がぴたっと合っていないと絶対に発展していかない」

第2部は弊社社長・藤尾秀昭による講演会。冒頭、第1部で行われた社内木鶏会実施企業5社の発表を振り返り、伸びていく会社の共通項は、No.1No.2の呼吸がピタッと合っていること」だと熱を込めて語りました。

その後は『致知』200111月号 特集「一隅を照らす」の総リードを参加者に朗読いただき、「その立場立場においてなくてはならぬ人になる」という安岡正篤先生の箴言を噛み締めました。

『致知』は今年創刊40周年。人間学誌としての歴史を刻む上で、数々の薫陶をいただき、精神的源流となった森信三先生、平澤興先生らに学んだ人間学の要諦を深い感慨とともに述懐しました。

参加者のほとばしる情熱と、ひと言も漏らすまいと聴き入る姿勢に、会場は凜とした空気に満たされました。


第3部 パーティー

「感動大賞」に輝いたのは 株式会社三恒様でした!

3部は5社の表彰式からスタート。来場者全員による投票の結果、見事「感動大賞」を手にされたのは株式会社三恒様でした。社内木鶏会によって危機に陥った会社を見事立て直された三上正剛社長、社員の皆様の強い信念は、大勢の心に感動を届けてくれました。

感涙に咽びながらも社員、支えてくださった方々への感謝を述べられた三上社長に、会場から割れんばかりの拍手喝采。同じく社内木鶏会を通じて、社員の心を養い、会社を発展させてこられた4社には、それぞれ「感動賞」が贈られました。

パーティーは全国木鶏クラブ代表世話人会の三木英一会長のスピーチ、前回大会で「感動大賞」を受賞された桂馬商店の村上博志社長による乾杯のご発声で幕開けとなりました。

会の中盤、社内木鶏会の実施企業様4社(八天堂・森光孝雅社長、かずさ萬燈会・渡邉元貴理事長、ヒロセ・廣瀬真弓社長、宮田運輸・宮田博文社長)による社内木鶏会を通じて生まれた感動のエピソード紹介と、全国社内木鶏経営者会の大滝浩右会長による活動報告がありました。

次回の第9回社内木鶏全国大会in東京のホスト役をお務めいただく東京都経営者会の室舘勲会長に来年に向けた決意を発表いただき、今大会のホスト役・大阪府経営者会の小池由久会長に中締めのご挨拶を頂戴しました。五本締めで参加者1,200名の感動の輪を一つにして、興奮冷めやらぬまま閉会しました。