幻の名著「新釈古事記伝」 | 致知出版社 公式サイト
幻の名著「新釈古事記伝」読書会でも

今野華都子さんも感動!!
「日本人の生き方と使命をやさしく私たちに読み説いてくれるのが『新釈古事記伝』であり、 必ずや本書が、これからを生きる日本人の“聖書”となることを信じて疑いません」

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『新釈古事記伝』とは?

敗戦とともに長らく絶版となっていた阿部國治先生の『古事記』に関する著作。阿部先生は、教壇で、 「『古事記』と『万葉集』の解釈については、日本中の誰にも引けを取らない自信がある」と教え子たちに語ったと言います。 その遺志を継ぎ、門下の栗山要氏が平成11年より編纂。10年もの歳月をかけて出版されたのが『新釈古事記伝』全7巻です。

復刊に至るまでの経緯

阿部先生の門下・栗山要氏の記事は、『致知』2012年5月号で紹介され、大変大きな反響を呼びました。 その後、『新釈古事記伝』を購入したいとのお問い合わせをたくさんの方からいただきましたが、残念ながら発行元に在庫が少なく、実際に手にすることができたのはごくごく僅かの方だけだったそうです。
皆様からのたくさんのご要望をいただき、2年の月日を経て、2014年4月末に復刻されました。

著者プロフィール

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阿部國治(あべ・くにはる)

明治30年群馬県生まれ。第一高等学校を経て東京帝大法学部を首席で卒業後、同大学院へ進学。同大学の副手に就任。その後、東京帝大文学部印度哲学科を首席で卒業する。私立川村女学園教頭、満蒙開拓指導員養成所の教学部長を経て、私立川村短期大学教授、川村高等学校副校長となる。昭和44年死去。主な著書に『ふくろしよいのこころ』等がある。

訳者プロフィール

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栗山要(くりやま・かなめ)

大正14年兵庫県生まれ。昭和15年満蒙開拓青少年義勇軍に応募。各地の訓練所及び満蒙開拓指導員養成所を経て、20年召集令状を受け岡山連隊に入営。同年終戦で除隊。戦後は広島管区気象台産業気象研究所、兵庫県庁を経て、45年から日本講演会主筆。平成21年に退職し、フリージャーナリストとして活躍。恩師である教育者・阿部國治の文献を編集し、『新釈古事記伝』(全7集)を刊行した。

『新釈古c事記伝』全7巻
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全国から反響続々!

日本人にとって一番のバックボーンとも言える書物『古事記』ですが、私たちが大切にしてきた“やまとごころ”とはなんであるかということを、こんなにも分かりやすく解説してくださっている本は他にないと思います。

今野華都子様

少し前の女性がお嫁に行くときには『源氏物語』全巻を持って行ったといわれるように、あるいは、少し前の家庭には百科事典が置かれていたように、この全7巻は、一家に一式ずつあるといいと思う位の、日本の財産のようなものに思えてなりません。

大江亞紀香様

いま、日本人の自己尊重感の低さや自国の素晴らしさに対する関心の低さがよく取り上げられます。それを取り戻すためにも、ぜひ多くの人に手に取ってほしい本だと思います。

斉藤知江子様

単に神話を物語として紹介するのではない本書は、世界で類をみないほど長く国体が続く日本に太古から流れる太い帯を、私の身体にしっかりと感じさせてくれたものでありました。今後の人生を自分で導く力になるものだと感じています。

高木光恵様

大人たちがこの本を読んで、家庭や幼稚園、小学校などで子供たちに話して聞かせたら、我が国は「袋背負いの心」を持った子どもたちで充ち満ちていくだろう。そんな立派な国を目指したいものである。

伊勢雅臣様 (メルマガ『国際派日本人養成講座』より)

阿部國治先生の解釈に、今までに感じたことのない、でもどこか懐かしい、私の心の奥底で求めていた言葉にし難い深い感覚ですが、それにやっと巡り合えたという気が致しました。日本とはどういう国ですか? と聞かれたら、こういう国ですと差し出したい本です。

ザリッチ宏枝様

女性にも大人気

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『新釈古事記伝』は、読書会にも活用されています。2011年より始まった今野華都子さん主宰の読書会「古事記に学ぶ華都子塾」は、大阪、下呂、新潟、和歌山、仙台、品川、柏など、全国30か所以上にまで広がりを見せ、受講生はなんと1,000人以上!皆さんがともに学びを深め合っておられます。

編者・栗山要氏に聴きました!
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約10年もの歳月をかけて『新釈古事記伝』全7巻の編纂に当たられた栗山要氏さん。
本書の復刻を心から願われ、その実現を誰よりも喜んでくださったのが栗山氏でした。


『新釈古事記伝』が復刻以来、大きな反響を呼んでいると伺い、「真理は友ありて弧ならず」という言葉を思い出しました。真理は必ず知る人、理解する人が現れて決して孤立はしていない。時代や人間の老若を越えて伝わっていくもので、師の阿部國治先生の遺されたお仕事は正しかったと改めて思います。


東日本大震災で、世界中を一番感動させたのは、自分自身がひどい目に遭っていながら、周囲の人を助け、迷惑をかけようとしない姿勢でした。 『新釈古事記伝』に描かれている「袋背負いの心」はこれとまったく同じです。 こうした苦難に遭った時にこそ、「袋背負いの心」は光を放ってくる、本領を発揮してくるものだと思います。


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戦前に発行された阿部國治先生の著作『古事記入門』。門弟の栗山要が、仮名遣いや表現に綿密に手を加え、現代へと蘇らせた。

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今野華都子・文 中尾早乙里・画

全国30か所で古事記塾を主宰し、7年間で1000人以上の受講生と『古事記』を学んできた著者。
世界一のエステティシャンの称号も得た彼女が、いまなぜ『古事記』を紐解き、その学びを人々に伝えようとするのか?
「古来受け継いできた道や高い精神性が失われ、日本人の精神基盤となる一切が消え去りつつあるいま、私たちは世界一の精神性、誇り高いその魂を取り戻さなければならない」と著者は言います。
『古事記』が難しいと思っている方に簡単に読める本をとの思いから、全漢字に読み仮名を振り、主要な神様や人物には挿し絵を添え、本文も分かりやすく色分けをするなど理解しやすいよう工夫が施されています。
伊邪那岐命と伊邪那美命の壮絶な神生み、天の岩戸開き、稲羽の白兎などの有名な神話。兄神からひどい仕打ちを受けながらも不平や不満を微塵も見せず、引き受けた任務をやり遂げようとする大国主命の姿。
神々が織り成す壮大なドラマに心ときめくとともに、その精神が私たちの中にも確かに息づいていることを実感することでしょう。
日本人として必ず一度は読んでおきたい『古事記』。お子様やお孫様への読み聞かせにもおすすめです。

宣長にまねぶ
2,700円(税込)

吉田悦之

35年もの歳月をかけ、『古事記伝』44巻を著した知の巨人・本居宣長。
幻の書を千年の眠りから目覚めさせた学問的功績は広く知られていますが、本書では、宣長を一人の生活人としても捉え、志を成し遂げるための条件を学びます。
著者は宣長研究40年、本居宣長記念館館長を務める吉田悦之氏。
「宣長に学ぶことは尽きることがない」という氏が、膨大な研究資料を丹念に読み込み、その学問的姿勢や、昼間は医師として生計を立てた生活姿勢を浮き彫りにします。
生まれた地や系図を徹底的に調べ上げ、自分の誕生の日まで遡って日記を書く。
師・賀茂真淵との千載一遇のチャンスを逃さぬ情報分析など、その歩みには志を成し遂げるための強い意志や工夫が満ち溢れています。
学ぶとは真似ること。本書はその具体的ヒントを示して余りあります。宣長入門としても最適の書。

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