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『楽しみながら1分で脳を鍛える速音読』の本

楽しみながら1分で脳を鍛える速音読 楽しみながら1分で脳を鍛える速音読

齋藤孝
定価=本体1,300円+税

『速音読』はこんな方におすすめです

  • 頭の回転を速くしたい
  • 記憶力を高めたい
  • テキパキ話せるようになりたい
  • コミュニケーション能力を上げたい
  • 気分を爽快にしたい
  • 集中力を発揮したい
  • 日本語力を上達させたい
  • 脳を活性化させたい

速音読とは?

「音読は速く行うと脳がより活性化し、回転速度が上がる――」
本書は、齋藤孝先生の長年にわたる音読実践と、最新の脳科学理論から生まれた脳のトレーニングテキストです。
やり方はとてもカンタン!!

【1】名作文学のクライマックスや冒頭を「見開き1分」で読む。
【2】読了タイムを記録する。

ルールは至ってシンプルですが、速く、正確に、流れよく読むために、頭が必死に内容を掴もうとし、脳がフル回転するのだそうです。

おすすめなのは、皆でタイムを計ってワイワイやる速音読。職場で、学校で、家庭で、ぜひ皆さんで楽しみながら脳を鍛えてください。さぁ、あなたは一分で読めますか?


本書の使い方
本書の使い方

本書の使い方

POINT.1 大きな活字で読みやすい

走れメロス

B5判の大判サイズに大きな活字。素読に最も適した文字の大きさ、行間など、読みやすさをとことん追求しました。

POINT.2 読了タイムを記録できる

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速音読を行った日時とタイムを記録できる欄を設けています。上達の度合いを数値で確認でき、モチベーションが上がります。

POINT.3 文学の教養が自然と身につく

走れメロス
羅生門
般若心経
平家物語

誰もが耳にしたことのある古今東西の名作文学。音読指導の第一人者・齋藤孝先生がテキストに選んだ箇所にもご注目を。思わず原作を読みたくなるはずです。

収録作品全リスト

  • 【1】 「坊っちゃん」1 夏目漱石
  • 【2】 「坊っちゃん」2
  • 【3】 「坊っちゃん」3
  • 【4】 「坊っちゃん」4
  • 【5】 「坊っちゃん」5
  • 【6】 「学問のすすめ」 福沢諭吉
  • 【7】 「鼻」 芥川龍之介
  • 【8】 「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治
  • 【9】 「走れメロス」 太宰治
  • 【10】「ツァラトゥストラ」1 ニーチェ
  • 【11】「ツァラトゥストラ」2
  • 【12】「寿限無」
  • 【13】「罪と罰」 ドストエフスキー
  • 【14】「草枕」 夏目漱石
  • 【15】「般若心経」
  • 【16】「夜明け前」 島崎藤村
  • 【17】「ファウスト」 ゲーテ
  • 【18】「カラマーゾフの兄弟」1 ドストエフスキー
  • 【19】「カラマーゾフの兄弟」2
  • 【20】「うゐろう売り」
  • 【21】「人間失格」 太宰 治
  • 【22】「羅生門」1 芥川龍之介
  • 【23】「羅生門」2 芥川龍之介
  • 【24】「それから」 夏目漱石
  • 【25】「よだかの星」 宮沢賢治
  • 【26】「風と光と二十の私と」 坂口安吾
  • 【27】「駈込み訴え」 太宰治
  • 【28】「ロミオとヂュリエット」 シェイクスピア
  • 【29】「山月記」1 中島敦
  • 【30】「山月記」2
  • 【31】「山月記」3
  • 【32】「永訣の朝」1 宮沢賢治
  • 【33】「永訣の朝」2 宮沢賢治
  • 【34】「告別」 宮沢賢治
  • 【35】「檸檬」1 梶井基次郎
  • 【36】「檸檬」2
  • 【37】「こころ」1 夏目漱石
  • 【38】「こころ」2
  • 【39】「こころ」3
  • 【40】「こころ」4
  • 【41】「ハムレット」 シェイクスピア
  • 【42】「名人伝」 中島敦
  • 【43】「福翁自伝」 福沢諭吉
  • 【44】「平家物語」1
  • 【45】「平家物語」2
  • 【46】「平家物語」3
  • 【47】「氷川清話」 勝海舟
  • 【48】「五重塔」 幸田露伴
  • 【49】「舞姫」 森鴎外
  • 【50】「徒然草」 兼好
  • 【51】「源氏物語」 紫式部
  • 【52】「枕草子」 清少納言
  • 【53】「たけくらべ」 樋口一葉
  • 【54】「古事記」1
  • 【55】「古事記」2

皆でやれば、楽しさ倍増!!

速音読の最大の魅力は、皆でタイムを計って楽しめること。職場で、学校で、家庭で、ワイワイガヤガヤ。楽しみながら脳を活性化させましょう。

【職場で】

朝、ほんの数分、速音読をして会社や学校に行くだけで、頭がシャキッとして一日の動きがそれまでとまったく違ってくるはず」という齋藤先生。職場で朝礼前や朝礼時に行えば大いに盛り上がり、コミュニケーションが活性化すること間違いなし。


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【学校で】

学校の授業でも、速音読が大きな学習効果をもたらす」という齋藤先生。

【1】ストップウォッチを用意し、「スタート」の合図と共に一斉に音読を始めさせる。
【2】読み終えた生徒は、手を挙げ、教師はそのタイムを伝える。
【3】5分程度の練習時間を設けた後、もう一度チャレンジさせる。

すると大幅にタイムを短縮することができ、ゲーム感覚で音読を楽しむことができる上、読解力や日本語力までつくというのです。

【家庭で】

すべての漢字にフリガナが付いてあり、小学生からお年寄りまで年代を問わず楽しめます。おじいちゃんも、おばあちゃんも、お父さんも、お母さんも、お子様も、皆でいっしょによーいドン!

川島隆太先生もその効果を実証

音読や速音読が人間の脳にもたらす大きな効果について、脳トレの第一人者・川島隆太先生が実証データを基にコメントされています。

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「これまで素読が脳の機能を高める実証データをたくさん取ってきましたが、そこで分かったことの一つはできるだけ速く読むトレーニングの効果です。速く読むことで頭の回転速度が上がります。例えば、早口言葉のようなものを毎日やっていると、脳がつくり替えられるということが見えてきたんです」

「頭の回転速度と記憶の容量は、二十歳を過ぎると遅くなり、小さくなります。ですから、素読を速くやることは脳の機能の低下を食い止めるし、子供たちの場合は、発達期に脳の器が大きくなるわけです」

長年の指導体験から掴んだ究極の音読法

「速音読は決して文学の味わいを損なうものではありません。速く正確に流れよく読むために、頭は必死に内容をつかもうとします。次はどうなるのだろう、次の文章はどういうイントネーションになるのだろうと、脳 がフル回転するのです」

「速音読のトレーニングを積んでいくと、スムーズに文章が読めるようになります。その結果、テキパキと話せるようになりますし、一時間の速音読でも日本語力が驚くほど上達していきます。私は小学生たちに速音読 を教えていて、その前後で子どもたちの能力が飛躍的にアップするのを何度も見ています」

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対談風景の写真
以上、月刊『致知』2016年12月号 川島隆太氏&齋藤孝氏の対談記事より

著者紹介

齋藤孝

齋藤孝(さいとう・たかし)

昭和35年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。 著書にシリーズ累計260万部を超えるベストセラーとなった『声に出して読みたい日本語』(草思社)など多数。本書『楽しみながら1分で脳を鍛える速音読』は、その長年にわたる音読指導の実践で得た「効果を高める音読法」のエッセンスを注ぎ込んだものとなる。