念ずれば花ひらく——坂村真民の遺した一万篇の詩

「念ずれば花ひらく」の詩で知られる詩人・坂村真民氏。生涯に残した詩の数は、一万篇以上にものぼるといわれています。多くの人々の心に光を灯してきた詩言の力を味わってください(『生き方入門』より)。

●一度
人は一度/死なねばならぬ日は一度沈まねばならぬ光は一度闇にならねばならぬこれが宇宙の教えだ このことがわかれば大概のことはわかる

●前から後ろから

一道を行く者は孤独だだが前から呼んで下さる方があり後から押して下さる方がある

●男の命
男は何に命を賭けるかこれがわたしの命題

●苦難
苦難は神の愛喜べ喜べ

●本もの
人間は本ものに出会わないと本ものにならない

●苦
苦がその人を鍛えあげる磨きあげる本ものにする

●六魚庵箴言
狭くともいい一すじであれどこまでも掘りさげてゆけいつも澄んで
天の一角を見つめろ

●本ものの道
この道はあきることはない―あきる道は本ものではない。この仕事はあきることはない―あきる仕事は本ものではない。あきない道だから、あきない仕事だから、いつも新しく、いつも生き生きしている。

●闇と苦
闇があるから光がある苦があるから楽がある闇を生かせ苦を生かせ

●しんみん五訓
クヨクヨするなフラフラするなグラグラするなボヤボヤするなペコペコするな

●悟り
悟りとは自分の花を咲かせることだどんな小さい花でもいい誰のものでもない独自の花を咲かせることだ

●風と詩
いつも嵐が吹いているそれが詩人というものだ

●最高の人
最高の人というのはこの世の生を精いっぱい力いっぱい命いっぱい生きた人

●六魚庵独語
よい本を読めよい本によって己れを作れ心に美しい火を燃やし人生は尊かったと叫ばしめよ

坂村 真民
さかむら・しんみん――明治42年熊本県生まれ。昭和6年神宮皇學館(現・皇學館大學)卒業。22歳熊本で小学校教員になる。25歳で朝鮮に渡ると現地で教員を続け、2回目の召集中に終戦を迎える。21年から愛媛県で高校教師を務め、65歳で退職。37年、53歳で月刊個人詩誌『詩国』を創刊。18年97歳で永眠。仏教伝道文化賞、愛媛県功労賞、熊本県近代文化功労者賞受賞。著書に『坂村真民一日一言』『坂村真民詩集百選』『自選 坂村真民詩集』『詩人の颯声を聴く』など多数。講演録CDに『こんにちただいま』がある(いずれも致知出版社)。

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