餃子の王将社長が語る人間にとって一番大切なもの

仕事論


前社長の大東隆行さんが
凶弾に倒れられてから早2年。

その後継者として陣頭指揮を
とってこられたのが、
現社長の渡邊直人さんです


厳しい時期を乗り越えられた
渡邊さんが実感したという、
人間にとってもっとも大切なものとは

渡邊さんの人柄が滲み出るような
心に響くいいお話です




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人間にとって一番大切なもの



渡邊 直人(王将フードサービス社長)

     ×

福地 茂雄(アサヒビール社友)








※『致知』2016年3月号P58

? ? 特集「願いに生きる」



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【渡邊】

もう一つ大きかったのは、

やっぱり不慮の事件を受けて

突然自分が社長になったことです。



先ほども申し上げたように、

当初はもう逃げ出したいくらいの

重圧に見舞われていましたけれども、

翌日真っ先に会社まで

来てくださったのが、

アサヒビールさんでした。


まだ事件の全容も十分掴めていなくて、

リスクがあるかもしれない現場に、

いまの小路社長が役員の方と

ともにお越しくださって、



「アサヒビールはどんなことが

 あっても御社をお支えしますから、

 渡邊社長、頑張ってください」


と言ってくださったんです。



小路社長のお言葉からは、

商売上の取り引きを超えた、

人としての温かみが伝わってきました。



私はあの言葉を一生忘れません。



勇気を与えていただいた出来事は、

そればかりではありませんでした。

事件の直後から、お客様が

どんどんどんどん、

お店に押し寄せてこられて、

大東への線香代わりにうちの餃子を

次々と注文してくださったんです。



お店に行けばスタッフが


「ありがとうございます」


「ありがとうございます」


と感謝の言葉を繰り返しながら、

一所懸命餃子をつくってお出ししている。


?

「追悼餃子」と報道されて

大きな話題になりましたけれども、

おかげさまでその期は過去最高の

762億円を売り上げることができました。


王将はこんなにも多くのお客様、

そして従業員の皆さんに支えられて

今日まで来られたんだなぁと

改めて実感しましたねぇ。




窮地に立たされた時に人の温かさ

によって救われたことで、

人間には結局そういう

目に見えない思いやり、

愛情というものこそが

一番大事だと実感しましたね。






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『致知』3月号のテーマは
「願いに生きる」


 

 

 





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注目の記事~~~


「信念を抱いて願うことは必ず実現する」



渡邊直人(王将フードサービス社長)
福地茂雄(アサヒビール社友)








2年前、不慮の事件に見舞われ突如
経営トップを失った王将フードサービス。
しかし、その後も同社の経営は揺らぐことなく、
次々と打ち出される改革により一層の躍進を遂げている。
急遽バトンを引き継いだ渡邊直人氏は、
どのような思いで経営に臨んできたのだろうか。
渡邊氏の取り組みと、
そこに込められた願いについて、
同社と関係の深い福地茂雄氏に聞いていただいた。


 


 

 
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