映画「殿 利息でござる」と『冥加訓』の教え

古典

フィギュアスケート選手の羽生弦さんが出演したことでも話題となった
2016年公開の映画「殿 利息でござる」をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

江戸時代、仙台藩の吉岡宿で宿場町の窮状を救った人々の実話をモデルにした
磯田道史さんの歴史小説『穀田屋十三郎』が原作となっています。

存亡の危機に直面していた吉岡宿がなぜ再興できたのか。
再興の道標となったのが、商家に伝わるある教えでした。
その教えこそ『致知』3月号特集で紹介している『冥加訓(みょうがくん)』なのです。



本田 耕一(「冥加訓」を読む会代表)
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※『致知』2018年3月号
※特集「天 我が材を生ずるに 必ず用あり」P56

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『冥加訓』の著者は関一楽という江戸時代の儒学者です。
一楽は備前岡山藩の医者でしたが、豊後岡藩(大分県竹田市一帯)に招かれて藩の儒者となります。
私塾を立ち上げて藩士の子弟達に『論語』『大学』などの中国古典を教えるのですが、
『冥加訓』はその手引き書と考えられています。

それだけに人間がどのようにしたら長寿がまっとうできるのか、
飲食や仕事の心得、親子、夫婦のあり方など誰にでも分かるように実に具体的に記されています。

「朝は日の出とともに小鳥の囀りを聞いて起床し、手水で顔を洗い、髪を結い、
身嗜みを整えてそれぞれの家業とする天職に励みなさい。
王と身分の高い人から庶民に至るまで分相応の役目があり、
上に立つ人ほど役目も重くなります」

「とかく体を動かし手足を惜しまず使い、与えられた職を全うすることです。
働くために天から手足を与えられているのであり、
自身は楽をして人を使って働かせ、人を苦しめてはいけません」



『冥加訓』については現在、地元・竹田市の有志が「冥加訓を読む会」を立ち上げて研究されています。
代表の本田耕一さんにご登場いただいた『致知』の特集記事をぜひご一読ください。

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